ターゲット広告関連のニュース

VerizonのFiOS TVサービスは同じシステム内の異なる地域に対して、異なる広告を挿入する事を可能にした。この技術は、Invidi Technologies社のシステムにより提供される物で、サービス地域を細分化し、それぞれに異なる広告を挿入する事を可能にする。Verizonはこのシステムをニューヨークで最初に導入し、2010年末までにその全システムで採用する。InvidiにはMotorola、GroupM、Menlo Ventures、EnerTech Capital、InterWest Partners等が投資をしている。

同様のシステムはケーブルTV事業者も採用をしている。Canoe Venturesは最初、ケーブルTV事業者の地域ターゲット広告システムを統合し、全米規模で郵便番号(Zip Code)に応じて異なる広告を挿入するサービスを検討したが、システムが複雑になりすぎることから、この計画は保留になった。
Verizonはまた、双方向広告でも使われるEBIF(Enhanced Binary Interchange Format)を使った双方向番組を放送した。番組はShowtimeの総合格闘技放送で使われ、選手のデータの表示、投票、クイズ等が提供された。EBIFを使った双方向番組の放送はこれが最初である。

別のニュースで、Comcastはオンラインビデオ広告の最適化、イールド管理サービスを提供するTidalTV社に1600万ドルの投資を行った。現在、TidalTVは主にオンラインビデオ向けのソルーションを提供しているが、いずれは他のビデオプラットフォーム向けのソルーションも提供していく。TidalTVは、3100万ドルのベンチャー投資を受けており、多チャンネルネットワークのHGTV、Food Network等を提供するScripps Networksと契約を結んでいる。ComcastはTidalTVの他、BlackArrow、Visible World、Jwire等の広告技術関係のスタートアップに投資をしている。

また、Comcastの子会社で、広告販売を行っているComcast SpotlightはStarcom MediaVest Group(SMG)と共同でバルチモアで行っていたターゲット広告テストを終了させ、その結果を発表した。テストはInvidi TechnologiesのAdvatarを使い、約6万世帯を対象に行われた。テストの結果ではその家庭のデモグラフィーにマッチした広告は、普通に送った広告より放送中にチャンネルが切り替えられる可能性が32%低かった。Comcast Spotlightは、ターゲット広告により、広告の効率性は65%アップすると報告している。