フランチャイズ騒動

AT&Tはそのビデオサービスをカリフォルニアでも開始をしたいが,その進歩は既存のフランチャイズ法が邪魔をしているのプレスコンファレンスを州都のサクラメントで行った。カリフォルニアでも州単位のフランチャイズを認める法案が動き始めている。California Cable & Telecommunications Association,それにComcast等はAT&Tは州単位のフランチャイズを得ることで,高所得の地域のみで光りファイバーサービスを提供し,低所得地域を差別するつもりだと批判している。これに対してAT&Tは地域を差別する「レッドライニング」を行う意志は無く,フランチャイズ契約に従う意志があると述べている。しかし,AT&Tが本当にフランチャイズ交渉を行い,フランチャイズの内容に従う意志があるのかを疑う声もある。AT&Tは2005年からサンノゼでフランチャイズ交渉を始めているが,進展が無く,Project Lightspeedを進める妨害になっていると言っている。しかし,サンノゼ市の発表ではAT&Tは同市に対してフランチャイズ契約をしても良いが,それは「フランチャイズ契約ではない枠組みの範囲」と言うだけで,実際の交渉には至っていない。このAT&Tの態度に対して,Comcastはフランチャイズ法は良い法律であり,自治体とのフランチャイズ契約は必要な物だと言っている。しかし,そのComcastもフランチャイズ契約では本当は苦労をしている。Comcastのサンノゼ市におけるフランチャイズ契約は6年目に切れており,6年間もサンノゼ市と更新契約の内容に関して交渉を続けており,現在もまだ月々の仮契約で事業を行っている。

VerizonはAT&Tとは違い,ちゃんとフランチャイズ契約を自治体と行った上で,サービスを提供してきているが,騒動から逃れられない。Verizonはニューヨークのロングアイランド地域のヘンプステッドでフランチャイズを得てFiOS TVを始めようとしているが,Verizonはヘンプステッドの裕福な地域でしかサービスをする意志がないとの噂が出ている。VerizonはこれはNew York Cable TV AssociationとロングアイランドのケーブルTV事業者のCablevisionのデマであり,Verizonはフランチャイズ契約の内容通りに今年中に65%,2007年には87%をカバーし,5年以内にフランチャイズ地域の100%でサービスを提供し,低所得地域を差別することは無いと反論している。CablevisionはこのVerizonの発表に対して「我々はVerizonのフランチャイズ契約はサービス提供市域を意志的に選択することを可能にしていると信じているが,この契約成立が示していることはフランチャイズ契約を得るのは困難な事ではなく,Verizonは州,あるいは連邦規制を書き換える事を止めて,自治体と協力して行く方法を選ぶべきだ。」と切り返している。