視聴率調査のNielsenに対する不満が増えているが、カレンシーであるNielsenと契約はしなければ広告を売れない。2019年にCBSはNielsenと契約金額で揉め、契約を更新しなかった。しかし、CBSの反乱は11日しか続かなく、契約更新をした。その後、Comscore、iSpot.tv、VideoAmpの3社がJoint Industry Committeeからカレンシーと認められ、Nielsen以外もカレンシーとして使われ始めている。だが、Nielsenとの併用で、Nielsenを切ったわけではない。初めてNielsenを切ったのは、Nielsenには最も批判的なAllen Mediaで、昨年、ケーブルTVチャンネルのWeather Channelの広告カレンシーとしてNielsenを切り、VideoAmpと契約をした。しかし、今年はNielsenとも再契約し、VideoAmpと併用していくようだ。現在、Paramount Globalは地上波のCBSと多チャンネルサービス向けネットワークの広告カレンシーとしてNielsenとの契約を拒否している。Paramount GlobalはCBS、Nickelodeon、Comedy Central等のネットワークを持ち、Nielsenとは多額の契約をしている。Paramount Globalは大きなコスト削減を行っており、Nielsenとの契約もコストの見直しに含まれている。Paramount GlobalはNielsenが交渉に応じないと批判している。しかし、Nielsenも簡単に値下げは出来ない。もしも、Paramount Globalに対して値下げをした場合、他のTVネットワークとの契約も値下げしなければならない。
Paramount GlobalはすでにVideoAmpとも契約をしており、いくつかのスポンサーとの契約にはVideoAmpをカレンシーに使っている。VideoAmpでNielsenをリプレース出来れば、他のTVネットワークもNielsen切りを始めるであろう。しかし、多くのスポンサーはまだNielsen以外は使ったことが無く、VideoAmpだけでは広告取引は困難と思われる。この争いの結果はテレビ広告の今後に大きな影響を与える。
