Charterのバンドル戦略

Charterはストリーミング・サービスを積極的にバンドルしており、すでにDisney+、ESPN+(スポーツプラン加入者のみ)、Paramount+、AMC+、BET+、ViX、Max、Discovery+をケーブルTV加入者に無料でバンドルしており、最近にはPeacockを加え、次にはTennis Channel Plusを加える予定である。Charterはネットワーク事業者との再送信契約の際、ストリーミング・サービスもチャンネルの一部として契約をしている。契約の際、これまで契約していたチャンネルの一部を切り、大きな値上げなしでSVODサービスを加えている。

CharterのケーブルTVの料金は月$120程度で、$65程度のSVODサービスを提供している。TVネットワークの主要なSVODサービスがバンドルされているが、新規加入者を得る可能性は少ないであろう。CharterはSVODサービスをバンドルすることで、チャーンを減らすことを狙っている。しかし、この戦略が成功するかはケーブルTV加入者がSVODサービスを積極的に見るかにかかっている。多チャンネルサービスに加入している人は非加入者より少ない数のビデオ・サービスを使っている。多チャンネルサービスに月々$120を使っているのであれば、その他のサービスに使える金額は限られるので当然である。

多チャンネルサービス加入者はSVODサービスを利用したいが、予算がないから加入していないのであれば、SVODサービスが追加料金無しで見ることが出来ることはありがたく、チャーンは減る。しかし、多チャンネルサービス加入者は、多チャンネルサービスに満足しており、SVODに対する関心が低いのであれば、チャーンは減少しない。今後、Charterのチャーン率が減れば、他の事業者も同様にSVODのバンドルに力を入れるであろう。CharterのケーブルTVサービスは2024年Q3に29.4万アカウントを失った。これは前年同期の32.7万より少ない。しかし、昨年のQ3はDisneyとの再送信契約の争いで、Disneyのチャンネルを放送出来なくなり、加入者を失った時期で、比較は困難である。