コンピュータ業界はFCCに対して,デジタル放送への移行が完了した後,チャンネル間の干渉を防ぐ目的で使われていないホワイト・スペースと呼ばれる空きチャンネルを無線通信で利用する事を許可する事を求めている。固定無線通信であれば,TV放送で使われているチャンネルを事前に設定する事は出来るが,モバイル通信では空きチャンネルを探し,使う帯域を切り替えて行かなければならない。TV帯域はTV放送以外に,ワイアレスマイクでも使われており,これらの帯域で通信が行われることを防止する必要がある。コンピュータ業界は使われている帯域を検知する装置を使うことで,この問題はクリア出来るとし,FCCはこれらデバイスのテストを行ってきた。FCCが今回発表した結果ではこれらデバイスは十分に使われている周波数の検知をする事が出来なかった。ホワイトスペースを通信に開放する事には反対のTV局を代表するMaximum Service Television(MSTV)はこの結果はMSTVが過去3年間言ってきた事を支持する物であり,TV放送への障害を与えることなく空きチャンネルで通信を行うことは無理であり,これでこの議論は終わりにするべきだと語っている。
