BASの移動完了は延期

2007年2月17日にテレビ放送のデジタル化が完了するが,放送業界のデジタル化にはもう1つある。これはBAS(Broadcast Auxiliary Service)と呼ばれる放送局がスタジオからタワー,ニュース報道(ENG)の通信に使っているマイクロ波帯の移動である。この移動はNextelの800 MHz帯が自治体の緊急活動の通信に干渉している問題から始まっている。FCCはNextel(現在Sprint Nextel)に800 MHzの利用を認めたが,これが緊急活動の通信に障害を与えることが分かった。その解決法として,Sprint Nextelは800 MHzを空ける代わりに,1.9 GHz帯を得る事を求めた。しかし,1.9 GHzは放送局がBASに使っている。7つある,BASチャンネルの1つを得る為にSprint Nextelは,1)BASを1.9 GHzから2 GHzに移動し,デジタル化するコストを支払う,2)政府に480億ドルを払う事を約束した。1.9 GHz帯の移動は2005年2月に始まり,31.5ヶ月かけ行われ,2007年9月7日に完了の予定であった。しかし,この移動は大幅に遅れている。Sprint NextelはFCCに対して,29ヶ月の延期を求めている。