パテント訴訟で敗訴したことで、LGはATSC 3.0搭載のテレビから撤退したが、CESでは新たなNEXTGEN対応のテレビと外付けチューナー製品の発表があった。最もメージャーな製品はTCLのミニLEDのQM8シリーズで、65インチから98インチのモデルが発売になる。発売予定は5月で、価格は65インチが$1,699で、98インチが$11,999。
ZapperBoxからはASTC 3.0搭載のT1シリーズが発売になった。製品は13インチのポータブル版(タブレッド型)と15インチのテレビ型(スタンド付き)の2つのバージョンがあり、Q2に発売開始になる。ZapperBoxはすでに外付けDVR型のM1を販売している。T1、それにM1ともにGeneiatech社のATSC TVプラットフォームとBitRouter社のASTC3pakソフトウェアがベースになっている。
また、ATSC 3.0対応の外付けチューナーがADTH、Stavix、Zinwellからも発表された。これら製品の出荷予定はADTHが夏、Stavixは年内の予定で、Zinwellの予定は発表されていない。ATSC によると、これらの製品の発表により、NEXTGEN対応製品は2024年には100モデルを超え、2024年の出荷台数は前年から45%増え、累計設置台数は1030万台を超える。
ATSC 3.0での放送が始まる地域としては、シカゴが2月に加わる。シカゴでは低出力局がATSC 3.0での放送を行っているが、2月にはCBS所有局のWBBMを含むネットワークの放送がATSC 3.0で開始になる。
また、地上波所有会社のSinclairは音楽ストリーミング・サービスのROXiを使ったATSC 3.0の新しいサービスを発表した。Sinclairは向けにROXi Music、ROXi Music Karaoka、ROXi Music Gamesの3つのチャンネルの提供を2月に開始する。これ音楽チャンネルはインタラクティブで、聴取者は好みのジャンル/音楽を指定することが出来る。SinclairはATSC 3.0でのROXiチャンネルを自社所有以外のATSC 3.0局に対しても提供をする。ROXiは2020年にイギリスでローンチされた音楽ストリーミングのアプリで、1月にアメリカでもサービスがスタートした。サービスは無料で広告が入るが、$9のプレミアム版に加入することで、広告をなくすことが出来る。ATSC 3.0版のROXiにはプレミアム版はない。
