LGがATSC 3.0対応テレビの出荷を停止

LGはFCCに対して、2024年のモデルにはATSC 3.0のチューナーを搭載しない事を報告した。LGはConstellation Design LLCとのパテント裁判に負け、$168万ドルの支払いを命じられている。LGはすでにATSC 3.0のパテントプールに1台あたり$3を払っており、新たにConstellation Designにパテント料を払うことで、支払いは$6.75に増えると報告している。現在、Sony、Samsung、それにHisenseもATSC 3.0対応のテレビを販売しているが、Constellation Designのパテントを侵害しているかは不明である。

これはATSC 3.0の普及が進んでいない事を示している。ATSC 3.0は人口の60%が視聴可能になっているが、ATSC 3.0対応のテレビの販売は2022年で全TVの8%でしかない。放送は始まっているがが、ATSC 1.0での放送義務があり、3.0に移行した局はその主チャンネルとサブチャンネルをATSC 1.0で放送しもらっている局の主チャンネルもATSC 3.0で放送しており、4Kとかの放送は出来ず、ATSC 1.0のサイマルキャストでしかない。殆どのATSC 3.0対応テレビの購入者はATSC 3.0を受信したいからではなく、ハイエンドのモデルが欲しいから買っているので、LGの2024年モデルにATSC 3.0チューナがあろうが、無かろうが売上には殆ど影響はない。