Telly: 無料テレビのビジネスモデル

Pluto TVの創立者の一人が始めたTellyは55インチのTVを無料で提供する。システムは55インチのTV、サウンドバー、2つ目のディスプレイ、Android TVのドングルで構成される。55インチは通常のスマートTVとして使われ、2つ目のディスプレイはニュース等の情報と広告が表示される。利用者は視聴データを提供することに合意する必要がある。

Tellyは2つ目のディスプレイに表示する広告から収入を得ることが出来る。しかし、これだけでシステムのコストに見合う収入は得られない。Tellyの原価を$600とし、3年で回収するためには月に$17の広告収入が必要となる。その他のコストも考慮すると毎月$20以上の収入が必要になる。利用者のデータがあり、ターゲットが可能であっても、毎月$20の広告収入は難しい。

広告は補足的なもので、収入は視聴者データの提供から得るのであろう。テレビの視聴データをスマートTVから得るようになってもデータの確認のためにパネル調査は必要になる。スマートTVからの視聴データは正確だが、何人が見ているのか、一緒に見てる人は誰なのか、真剣に見ているのか、番組/広告への反応はどうであったのか等は分からない。広告がアドレッサブルになることで誰が一緒に見ているかも重要なデータになる。例えば、子供向け番組であっても、親が一緒に視聴している可能性が高いのであれば、広告主の可能性は広がり、広告価値も代わる。Tellyにはビデオ電話のためにカメラが設置されており、それから得られるデータは価値があるであろう。Tellyは初年度で50万台のシステムを設置しする予定で、最初の36時間で10万件の申し込みがあったと発表している。Tellyはまた、DirecTVとパートナーになり、DirecTV利用者は優先的にTellyの待ちリストに登録される。