ATSC 3.0 CDNの概念実証テスト

低出力局を使ったATSC 3.0でのデータキャスティング事業を進めているARC MulticastingはATSC 3.0を使ったCDNの概念実証テストに成功した。同社はStreaming Video Technology Alliance(SVTA)のオープン・キャッシング委員会でOver-the-Air(地上波)CDN(OTA-CDN)のコンセプトを提案しており、Lumen Technologies(アップストリームCDN)、Hewlett-Packard Enterprise(ネットワーク・オーケストレーション)、Broadpeak(ダウンストリームCDN)、それにSiliconDust(エンドユーザ端末)との協力で実証実験を行った。テストはファイルのダウンロード、ライブのビデオ・ストリーミング、それにオンデマンドでのビデオ・ストリーミングの3ファーズで行われた。ファイル・ダウンロードではOTA-CDNがファイルをアップストリームCDNからアクセスし、エンドユーザが既存ISP経由でファイルにアクセスすると、データは自動的にOTA-CDNからエンドユーザ端末経由でダウンロードされた。ライブ、それにオンデマンドのストリーミングではユニキャストをマルチキャストに置き換えるBroadpeakのトランスキャスター・サーバーが使われ、OTA-CDNはHLSとMPEG-DASHのコンテンツをmABR(Multicast Adaptive Bit Rate)でストリームすることに成功した。