ローカルニュースのストリーミング

CBSは同社が地上波局を持つ地域のローカルニュースを2019年からCBS News Streamingで配信しているが、NBC、ABCもローカルニュースの配信に乗り出した。NBCはPeacockのライブチャンネルにシカゴ、フィラデルフィア、ボストン、それにニューイングランド、マイアミのローカル・ニュースを配信するチャンネルを加えた。その他のNBC保有局のローカルニュースのチャンネルも数ヶ月以内には加わる。

ABCも保有局を持つ8地域のローカルニュースと情報を主体とするストリーミング・チャンネルを立ち上げた。これらチャンネルはローカルニュース、天気、それにABC保有局がサブチャンネルで放送してるローカル情報チャンネルのLocalishからのコンテンツ、それにオリジナル番組を配信する。

ローカル局のストリーミング参入が活発になっている背景には視聴者の減少がある。これまで、ローカルチャンネルを見る方法は多チャンネルサービスであった。2010年ではテレビ世帯の87%は多チャンネルサービスに加入し、ローカルチャンネルも多チャンネルで見ていた。しかし、多チャンネルサービスへの加入率は70%以下に落ちている。さらにその10%以上はvMVPDへの加入者であり、vMVPDではローカル局の再送信は少ない。例えば、Sling TVで見られるローカル局はNBCとFoxだけで、それもNBC、あるいはFox保有局に限られる。FoxとNBCの加盟局、それにABC、CBS等の放送は無い。多チャンネルサービス加入者が減っても、地上波アンテナの利用者が増えてればいいのだが、アンテナ利用世帯は2010の13%から15%に増えただけである。ローカルチャンネルを見ることが出来るテレビ世帯は2010年の100%から75%(既存型多チャンネルサービス加入世帯60%、プラス、アンテナ世帯15%)に減っている。