スペイン語放送のUnivisionがヒスパニック向けコンテンツとしては世界最大規模となるDTCサービスを提供する。Univisionはすでに同社の放送の同時配信とオンデマンドのUnivision Now、それにスペイン語の無料リニア型サービス(FAST)のPrendaTVを持っており、2021年にはAVODをのVIXも買収している。新しいサービスはこれらを統合し、昨年に合併したラテンアメリカ最大のメディア会社のTelevisa(メキシコ)のコンテンツを加えたサービスになる。サービスは広告収入の無料版とSVOD版がある。無料版はPrendaTVの100以上のリニアチャンネル、40,000時間以上のAVOD、スポーツ中継、24/7のニュースチャンネルで構成される。SVOD版には6,000時間以上のコンテンツ、30以上のオリジナル番組が加わる。サービスを担当するEVPとしてDisney+からマイケル・サーダをヘッドハントしている。サービスの開始時期、価格、名称等は発表されていない。サービスはアメリカとラテンアメリカでスタートする。
このサービスはNetflixに大きなインパクトを与える可能性がある。Netflixが最初に手を付けた外国語コンテンツはスペイン語で、アメリカ国内、それにラテンアメリカのヒスパニック系の加入も多い。ヒスパニック系人口は低所得層が多く、複数のSVODサービスに加入する可能性は低くなる。コンテンツ数で上回り、スポーツ配信があり、さらにニュースを含めたリニアチャンネルのあるUnivisionのDTCの登場で、Netflixは多くのヒスパニック系加入者を失うかも知れない。
