Disney+は順調に加入者を増やしており、2022年1月2日時点で世界で9490万人となった。Hulu(Hulu with Live TV含む)の加入者は昨年から30%増え、3940万人になり、ESPN+は1210万人となった。vMVPDのHulu with Live TVの加入者数は400万人であった。HuluとESPN+の加入者はアメリカだけである。DisneyのDirect to Consumer(DTC)部門の売上は73%増え、$35億になり、損出は1年前の$11億から$4.66億に減っている。DisneyはDTC部門は2024年にはブレークイーブンになると予想しているが、それ以前に収益を出せる可能がある。しかし、ARPUはDisney+がローンチした時点では$5.56であったのが$4.03に落ちている。これは、インドで提供しているDisney+ Hotstarが安いからである。Disney+ Hotstarのプランは2つあり、最も安いのは年$5.50(399 ルピー)、高い方のプランでも月$4、年$20(299 ルピーと1499 ルピー)である。HotstarはDisneyがFoxから買った資産の一つであり、Disney+の加入者の約3分の1を占め、加入者数を増やしているが、ARPUを下げている。
もう1つのDisney+の急成長の理由は、加入者層が予想より広いことである。DisneyはDisney+の加入者は子供を持つ家庭が主体になると予想をしていたが、加入者の半分は子供のいない世帯となっている。2020年末の時点でのNetflixの世界での加入者数は2.04億人で、Disney+は2年でその半分近くに達したことになる。調査会社のDigital TV ResearchはDisney+は2026年には2.94億人になり、2.86億人のNetflixを抜き、世界最大のSVODサービスになると予測している。しかし、Disney+のARPUが$4であるのに対して、NetflixのARPUは$10であり、同じ規模の加入者に達しても、売上は半分と言うことになる。DisneyはアメリカではDisney+、Hulu、ESPN+の$14のバンドルを売り、欧州等ではABC、FX、20th Century Studio等からのコンテンツを加えたStarと呼ばれる「チャンネル」を加え、Disney+の値上げをしている。

Digital TV Research
別のDisney関連のニュースで同社は3月に開催したDisney Platform Tech ShowcaseでDisney Real-Time Ad Exchange(DRAX)と呼ばれるプログラマティック広告のプラットフォームを発表した。DRAXは1つのプラットフォームで放送とOTTの両方の広告を買うことを可能にする。Disneyはプログラマティック広告の売上は今年は80%の成長をすると予測している。
