700 MHzオークションが終了

1月24日に開始されたアナログ停波で開放される700 MHz帯の競売は3月18日に261ラウンドで終了した。入札総額は195.9億ドルであったが、競売された5つのブロックの内、Dブロックは最低限の入札額に達することが無く、落札されなかった。このため、総落札額は191.2億ドル、中小企業への割引等を差し引いたネット額は189.6億ドルであった。

最も高い入札額はVerizonの96億ドルで、2位はAT&Tで66億ドルであった。この2社で総入札額の81%を占めた事になる。

Verizonが入札した96億ドルの内、47.4億ドルは22 MHz帯域のCブロックに使われた。これにより、VerizonがCブロックをほぼ制した事になる。10に分けられたCブロック中、メキシコ湾、アラスカ、プエルトリコを除く、7ブロックを落札し、アメリカ全土のほぼ全体とハワイを得た。Cブロックへの入札を約束していたGoogleはオープン規制を確証する金額を入札してから動かなく、1つも帯域を落札しなかった。VerizonはCブロック以外では既存のネットワークを充実させるためにA、Bブロックの帯域を得た。
AT&Tはこの競売の開始以前に前回の700 MHzで多くのライセンスを得たAloha Partnerからその帯域を25億ドルで購入していた。AT&Tは主に最も細かく地域分けされているBブロックに入札をして、合計227のBブロックライセンスを得た。既存の帯域、Aloha Partnersからの帯域と今回に落札した帯域を合わせると、AT&Tはトップ200市場を100%カバーし、人口の95%に対してサービスを提供する事が可能になる。

入札額の3位はQualcommで、総額10億ドルを入札した。Qalcommは幾つかのBブロック(6 MHz X 2)とEブロック(6 MHz X 1)を落札し、これは同社のモバイル放送サービスのMediaFLOの拡張の為と思われる。この他、Qualcommは公共安全向けモバイルサービスとの併用が義務化されているDブロックのトップ入札者であったが、その額はFCCが決めた最低金額を下回る物で、落札されなかった。Dブロックは再オークションされる事になる。

主要な入札会社は殆ど既存のモバイル事業者(あるいはその関連)で、大きな驚きは無かったが、4位はDBS事業者、EchoStarがバックにいるFrontier Wirelessで、168のEブロックを総額7.1億ドルで落札した。Eブロックは6 MHz X 1で、携帯電話サービスは不向きである。EchoStarはDBS事業者であり、この帯域を使い、単方向主体のデータ通信(VODを提供)、あるいはモバイルビデオ分野に乗り出す物と思われる。

トップ10は下記の通り。

順位

会社名

入札額

1 Cellco Partners (Verizon)

$9,363,160,000

2 AT&T Mobility Spectrum

6,636,658,000

3 QUALCOMM

1,030,184,000

4 Frontier Wireless

711,871,000

5 King Street Wireless (US Cellular)

400,638,000

6 MetroPCS

313,267,000

7 Cox Wireless

304,633,000

8 Cellular South

191,533,000

9 CenturyTel Broadband Wireless

148,964,000

10 Vulcan Spectrum

112,793,000