家庭に居る人、その時間も増えることで、ブロードバンドの利用が急増している。OpenVaultによると、多くの学校が閉鎖され、ビジネスも在宅勤務を始めた3月10日の家庭での平均ダウンロード量は5.16GBで、それ以前の平均利用量から2倍に増えている。これはOTTビデオの利用が増えたためだけではない。勤務時間の9時から5時でも利用は41%増えている。上り方向も68%増えているのは、ビデオコンファレンスの利用が増えたためであろう。
ブロードバンド事業者が自主的に回線速度を無料で上げる、あるいは低収入世帯に無料でサービスを提供する等している。また、モバイル通信ではDish Network等が未使用の周波数帯域を既存事業者に無料で貸すなどし、容量を確保している。欧州ではブロードバンドの利用が増えることで、ネットワークがパンクする事が懸念されており、OTT事業者に対して画質をSDレベルに落とすことを求め、Netflix、Amazon、YouTube等が対応しているが、アメリカではこの問題は出ていない。
家庭向ブロードバンドの利用は増えているが、休業によりビジネス向けサービスの収入は減っている。MoffettNathansonはビジネス向け通信市場の2020年の売上は5%から7%減ると予想している。この影響を最も受けるのは中小企業向けの売上が多いケーブルTV事業者である。
