地域スポーツチャンネルの問題

GoogleのYou Tube TVとDisneyが売った22の地域スポーツネットワーク(Regional Sports Network、RSN)の配信交渉が揉めた。最終的にSinclairが買収した21のネットワーク中、19の契約がまとまった。しかし、RSNが配信される地域は狭まり、2つのSinclairのRSNとYankeesとSinclair等のグループが買収したYES Networkが契約を失った。FuboTVはすでにSinclair RSNとの契約を切っており、Comcast等もRSNとの契約を見直している。

地元チームの試合中継とそのニュースを主体にするRSNは重要な多チャンネル向けのネットワークであった。しかし、ESPN+等のスポーツ向けOTTビデオサービスが配信権を得ることで、RSNが放送出来る試合が減り、また、地域チームの話題も豊富にウェブサイトにあり、RSNの価値は減っている。

RSNは基本チャンネルであり、配信料は1加入者あたり、$2~3ドルである。RSNの視聴者が減ることで、コストの高いチャンネルになっている。RSNの視聴者は多チャンネルサービス加入者の10%程度である。90%の人はRSNを見ていないが、そのコストは負担している。RSNを有料チャンネル扱いにすれば多チャンネル事業者は料金を減らす事が出来る。しかし、RSNが有料チャンネルとして、これまでと同じ収入を得るためには、月額を$20~$30にする必要性がある。RSNを見たいスポーツファンでもこの値段では躊躇する。

多チャンネルサービス加入者が減少し、スポーツの中継もOTTベースのESPN+、Bleacher Report Live、DAZN等が普及し始めており、RSNもOTT化する必要が出ている。ニューヨークの地域スポーツネットワークのYES Network買収したグループにはAmazonが含まれている。AmazonはPrime VideoでYankeesの21の試合を配信する契約をした。Amazonが配信するのはニューヨーク市のWPIXが放送予定の試合である。