OTTでの地上波同時配信

OTTベースの多チャンネルサービスのDirecTV、Hulu、YouTube TV等は急速に地上波の同時配信契約を進めいる。すでにHuluは400以上の局の同時配信を行っており、サービスとしては比較的に新しいFuboTVも200局以上の配信をしている。地上波同時配信を行う場合、OTT多チャンネルサービス事業者がネットワークと契約し、ネットワークがその加盟局に対して、レベニューシェアをする。ネットワークと加盟局間のレベニューシェアは合意されている。放送局がネットワーク以外から得ている番組をインターネットで配信する事に関する合意を取れれば、同時配信は可能な状況になっており、2018年中には4大ネットワークの殆どがOTT多チャンネルサービスで同時配信を始めているであろう。

OTTベースの多チャンネルサービス中、Sling TVとPhiloは地上波の同時配信には積極的ではない。Sling TVはABC、NBC、Foxの直営局の同時配信はしているが、加盟局の同時配信は殆ど行っていない。Sling TVは地上波チューナーを内蔵したストリーミング・プレーヤのAirTVを使わせ、地上波を視聴可能にしている。Philoは全く地上波同時配信は行っていない。そのかわり、37チャンネルで$16と言う安い値段でサービスを提供している。

OTT多チャンネルサービスでの同時配信では放送と異なる広告を挿入する、さらには視聴者により異なる広告を配信する事も可能である。しかし、地上波局が売っているローカル広告の場合、広告主はそれほど洗練されていなく、OTTでも放送と同じ広告が配信されている。OTT多チャンネルサービスの視聴者年齢は若く、放送と同じ広告では効果は良くないかも知れない。200局近くを持つ、アメリカ最大の地上波放送局会社のSinclairはソフトウェア会社のZypMediaとデータ会社のTru Optik社との協力でOTT配信向けのローカル広告販売を開始し、ローカル広告の広告主にもOTTでのターゲット広告の機能をアピールしていく。