ComcastのInstant TVは今期に開始

Comcastは第2四半期に3.4万世帯を失ったが、2014年Q2の14.4万世帯のロスと比べると大きな進歩である。Comcastの回復は新しいプラットフォームのX1のお陰である。X1利用者の満足度は高く、ビデオサービスのARPUは前年同期から3.2%増し、$85.7になっている。しかし、X1は新規加入者を増やす事には大きな貢献をしていない。多チャンネルサービスに加入したことの無い人達を引き付けるには料金が安い、DishのSling TV、AT&TのDirecTV Now等の様なサービスが必要である。

Comcastの答えはInstant TVである。Instant TVはブロードバンドサービス上で提供されるが、Sling TV、DirecTV Nowの様にどのブロードバンドサービスでも使える訳ではなく、ComcastのIPネットワーク上でマネージドサービスとして提供される。Comcastの営業地域外では提供不可能であるが、サービス地域は既存のケーブルTVサービスエーリアであり、地上波再送信を含め、新たなコンテンツ契約は不要である。Instant TVは現在、Steam TVとしてシカゴとフィラデルフィアでテストされており、地上波再送だけであれば、月額$15で利用可能である。

Comcastは第3四半期中にInstant TVを正式に開始する予定である。サービスの詳しい内容は発表されていないが、DirecTV Now等のOTT多チャンネルサービスの大きな競合になるであろう。Instant TVの地上波再送信は4大ネットワークだけでなく、PBS、スペイン語のTelemundo等その地域の主要局すべてが含まれる。X1ではすでにクラウドDVRは提供されてるので、Instant TVでも提供されるであろう。また、X1のUI自体もクラウドサービスであり、Instant TVでもX1同等な高度な検索機能が提供される可能性もある。