SinclairがBonten局を買収

Sinclairは急激に大きくなっている。FCCがUHFループホール(5月号の「放送局の統合」を参照)を取り除いた事で同社のTribune買収は暗礁に乗り上げた。しかし、政権交代でループホールは戻り、Tribune買収は実現可能になっている。買収後はSinclairが持つ局数は233局となり、2位のNexstar(171局)を大きく引き離す。しかし、Sinclairはまだ不満の様で、Bonten Media Groupから7つ放送局を買収する。

Sinclairが放送局を買収している背景にはATSC 3.0がある。SinclairはATSC 3.0への移行に熱心である。移行後にも現行のATSC 1.0での放送を行う為には同じ地域の局のチャンネルを共有する必要がある。この契約がスムーズに出来る保証は無く、確実にする為には自社で多くの局を持つと共にATSC 3.0に移行する局とのパートナーシップを作り、多くの地域でATSC 1.0とATSC 3.0をそれぞれ放送する局を組織化する事である。SinclairはNexstar MediaとATSC 3.0のコンソーシアムを作っており、最近UnivisionとNorthwest Broadcastingもこれに参加した。これにより、ATSC 3.0コンソーシアムは475局のグループになっている。