2016年の大ヒット製品はAmazonのEchoであった。Amazon Echoは2015年6月に発売になったが、発売時点ではその用途が伝わらず、インターネット・ラジオと思われ、売れ行きは良くなかった。しかし、音声でインターネットを検索し、様々な情報を得るだけでなく、Nest等のスマートホーム製品のコントロールが出来る製品である事が理解され、2016年には安いEcho DotとTapが発売される事で売上は伸びた。また、GoogleのHomeが発売され、これら製品が話題になった事も手伝い、Echoは2016年クリスマスの大ヒット製品となり、12月初めにはAmazon Echoは売り切れになり、現在も1月末までは在庫切れとなっている。
CESでは多くの会社がEchoとの連動、あるいはアプリを発表し、Alexaでコントロール出来る事が大きなポイント になっていた。UberはEchoから配車を可能にし、CapitalOne銀行はEchoのオンラインバンキングを始め、Campbell SoupはEchoでのレシピ配信する等、多くのアプリが発表されただけで無く、DishのHopper DVRはビデオ検索にAlexaを使い、また、DVRをEchoでコントロールする事も可能にした。DishはこれまでHopperの音声検索は自社で行っていたが、Alexaの方がより柔軟な検索に対応出来るとの理由で、Alexaの採用を決めた。また、スマートホーム製品の多くもEchoとの連動をアピールし、自立した製品では無く、Echoの周辺機器になっている。
テレビニュースでもEchoの話題が多く、その1つは6歳の女の子が、親の知らない間にEchoで高額な人形の家を買った事であった。そして、そのニュースを報道したアナウンサーが「Alexa, buy me a doll house」と言った事から、そのニュースを見ていた家庭のEchoがAmazonに人形の家を注文した事で、さらに大きなニュースになった。Echoのプライバシーに関する話題も多い。アーカンソー州の警察は殺人現場にEchoがあった事からAmazonに対して、その時点での音声が保存されているのであれば、提出する事をAmazonにもとめているが、Amazonは拒否している。
