SVODとDVRの利用が並ぶ

テレビの視聴においてDVRでのタイムシフト視聴はこれまで最先端であった。多チャネルサービス事業者はDVR機能を持つSTBを導入し、DVRは大きな普及をした。ここ数年間でDVRの普及率、それにタイムシフトの視聴時間は大きくと増えてきた。しかし、TV番組がOTTで提供され始めた事で、DVRの魅力は下がっている。SVODはタイムシフトをするだけでなく、場所も選ばず、視聴デバイスもテレビに限定をしない。

NielsenのThe Total Audience Report Q1 2016(http://goo.gl/xkph85)によると2016年Q1におけるSVOD利用世帯は50%になり、DVR利用世帯と並んだ。DVRの普及は昨年から停滞をしていた。DVR普及率はここ6四半期ほぼ横這いであったのに対して、SVODの利用は10ポイントの成長をしている。

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2015年Q1ではDVR、SVODのどちらも使っていない世帯は32.9%であったのが、今年は28.1%に減っている。DVRだけを利用している世帯も24.9%から21.5%に減っている。DVRとSVODの両方を使っている世帯は24.1%から28.8%に増えた。

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調査会社のLeichtman Research Group(LRG)によるとSVODの利用率はさらに高い59%で、2014年の47%から12ポイントの成長をしている。同社の調査では多チャンネルサービスに加入していない世帯でのSVOD加入率は70%と高い。多チャンネルサービスに加入している世帯でのSVOD加入率は57%であった。また、SVODに加入している世帯の47%は2つ以上のSVODに加入している。また、OTTサービスの主体はSVODであり、Parks Associatesの調査ではOTTで提供されているストリーミングサービスの55%はSVODの収入モデルである。

DVRの普及が止まり、タイムシフトでの視聴時間の成長も減少方向にある。テレビ放送のライブ視聴時間は減ってきたが、タイムシフト視聴が増えることでテレビ放送全体の視聴時間の減少は無かった。しかし、2年前からDVRでの視聴時間が減り始めた事でテレビ視聴時間全体が減っている。2016年Q1のテレビ視聴時間(ライブ+DVR)は月平均で148時間19分で、2年前の159時間7分から10時間58分減っている。1年前からの減少は3時間14分であった。年齢層別では50歳以上では昨年から視聴時間は増えているが、34歳の視聴時間が大きくと減っている。

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テレビの視聴者数は2.87億人で、1年前の2.85億人とほぼ同じである。これまでインターネットビデオを視聴するデバイスとしては利用が最も多かったコンピュータでのビデオ視聴者は1.24億人で、1年前の1.39億人から減っている。これに対して、マルチメディアデバイス(Apple TV、Roku等)とスマートフォンでのビデオ視聴者は増えている。マルチメディアデバイスの視聴者は1年で5320万人から7970万人に増えた。スマートフォンでのビデオ視聴者は1年間で1.28億人から1.51億人へと増えている。