アナログ常夜灯も消える

87の市場の121の放送局は6月12日に完了したアナログ停波後、30日間デジタル移行に関するアナウンスメントを流す、「常夜灯」としてのアナログ放送を提供してきた。これはFCCの依頼で放送局が自主的に行ってきたが、その放送も7月12日で終了となった。

しかし、デジタル移行後の難視聴問題はまだ残っている。FCCによると、アナログ停波後、20~40程度の放送局で問題があった。その4分3程度は受信者側のアンテナの調整等で対応が出来たが、まだ数件の問題が残っている。特に大きな問題はニューヨークとシカゴのABC局である。どちらもアナログ停波以前はUHF帯でデジタル放送をしていたが、停波後にこれまでアナログで使っていたVHFにデジタル放送を引っ越した。大都市はその他のRF通信が多く、その雑音が問題の原因との意見もある。FCCはスタッフを派遣して原因の究明にあたっている。

アナログ停波が完了して30日間経った時点でのデジタルTV未対応の世帯は、Nielsenによると150万であった。7月末には未対応世帯は130万に減った。しかし、これらの世帯は全くTVを見られないのではなく、Nielsenによると、その60%以上はカナダ、メキシコからのアナログ放送、あるいはアナログLPTV(低出力)局の番組が受信可能である。DTV未対応の世帯の多くは貧困であり、Nielsenは未対応世帯の54%は年収が25,000ドル以下だと報告している。

また、$40のDTVクーポンの受付も7月31日で終了した。