TiVoが無料で視聴率データを提供

テレビ番組の視聴率データではNielsenが圧倒的な勢力を持っていた。しかし、STBを使ったリアルタイムな調査に関してはNielsenが出遅れ、競合が誕生している。特に注目されているのはComscoreによるRentrakの買収である。Comscoreはインターネット市場での利用者調査で大手で、RentrakはVOD等の利用調査で知られている。RentrakはVODの調査の為に2600万台のSTBからデータを集める事が可能で、ComscoreはこれをベースにNielsenに対抗するサービスを始めようとしている。NielsenもSTBを使ったデータ収集をしているが、対象STBは430万台でしか無い。

TiVoもTiVo DVRから集めたデータを使った調査部門のTiVo Researchを持っているが、来年から視聴率調査を無料で提供する事を発表した。TiVoの調査のベースは200万台でComscoreの10分の1以下であるが、Comscoreのサービスに水を差す。TiVoは同社のブログで「ComscoreとRentrakの合併を祝し」このサービスを提供すると書いている。ViacomはTiVoのSTBデータを広告販売に使う事で契約している。

また、この市場にはComcastも目をつけている。Comcastは約2000万台のSTBからデータを集める事が可能で、現時点では自社(ComcastとNBCUniversal)だけが利用している。Comcastはこのデータの利用に関してESPN、Turner、Discovery等と交渉を行っているとWall Street Journalは報じている。