多チャネルサービスの値段が高騰している理由の1つにスポーツチャンネルが増えている事がある。リアルタイムでの視聴が多いスポーツはテレビ放送に取って重要なコンテンツになっている。契約金が最も高い多チャネルネットワークはスポーツ専門のESPNで、月に1加入者あたり$6の契約金になっている。
スポーツをあまり見ない人にとっては、無駄な金を払っている事になる事から、多チャネルサービスの料金を現在のパッケージ制からアラカルト制にする事する提案がある。しかし、ESPNは1000万の加入世帯があるから$6で事業になっており、アラカルト料金なる事で加入者が減れば、契約料金は上がる。さらに、加入者が減れば広告収入も減るので、その分も料金が増える。Scalar Media社が行った計算ではESPNが現在のスポーツリーグとの契約を維持しつつ、アラカルト料金でサービスを提供する場合の月額は$30になる。NHL(National Hockey League)以外のメジャースポーツの権利を持つ、ESPNであれば、月額$30は不可能な金額ではないかも知れない。しかし、地域のスポーツチームを放送する地域スポーツチャンネルでのアラカルト制は無理である。Scalar Media社の計算では、コロラド州でRockies(MLB)の放送をしているRoot Sports Rocky Mountainの加入者数は150万世帯だが、実際の視聴世帯数は4万世帯程度でしかない。もしも、Root Sports Rocky Mountainをアラカルトで提供した場合の世帯あたりの料金は月$1000になる。
