Charter Communicationsはデジタルへのフル移行を13ヶ月前に開始し、12月に最後のアナログ放送のスイッチを切った。Charterの加入者数は400万世帯である。CharterのCEOは、Cablevisionでデジタル化を進めたTom Rutledgeで、Cablevisionと同様にCableCARDは使わずにソフトウェアベースのCASを使う許可をFCCから得て、STBコストを下げる方法を選んだ。
CablevisionがそのデジタルサービスをOptimum、ComcastがXfinityとブランド化したように、CharterはそのデジタルサービスをSpectrumと名づけている。SpectrumはComcastのX1と同様にクラウドベースのUIを採用しているが、ここにでもコスト削減がある。
ComcastのX1の評判は良いが、高価なソリューションである。ComcastのクラウドベースのUIを使うには、X1の導入が必要になる。X1はQAMとIPのハイブリッドで、コストは高い。QAMとIPへのコネクションが必要なことから導入コストも高価で、ComcastのX1設置コストは1世帯、$440と言われている。
CharterはX1の様な複雑性を避け、ActiveVideo Networkの技術を採用した。Spectrum Guideは、X1と同様にクラウドで走っている。X1では、画面情報はIPで送られ、X1がそれをレンダリングする。Spectrum Guideでは、画面はサーバーでレンダリングされ、それをMPEG-2にエンコードし、VOD向けのQAMチャンネルを使いSTBに送られる。この為、STBにはIP機能は必要無く、すでに設置されているMotorolaのSTBでもSpectrum Guideを使う事が出来る。
Spectrum Guideはまだ一部のシステムで導入が開始されたばかりである。同社は来年中にはその半分のシステムでSpectrum Guideを利用可能にする予定である。しかし、Charterは来年から忙しくなり、この計画にも影響が出る可能性もある。もし、ComcastによるTime Warner Cableの買収が許可された場合、Charterは約300万世帯の管理を行う事になる。その内の240万世帯はまだデジタルへのフル移行が完了していないシステムであり、デジタル移行を行う必要が出ている。
デジタルへのフル移行を完了させた事業者はまだ、Cablevision、Comcast、Charterの3社である。Coxは最近にコネチカットでのフルデジタル移行を開始させ、来年1月には完了させる事を発表している。Coxは、他のシステムのフルデジタル化を行っていくことを発表しているが、全てが完了する時期は未定である。Coxは、低コストのSTBとして、CableCARDを使わない単方向のDTAを採用しており、CiscoとEvolution Digitalと契約をしている。
