Cable One、SuddenlinkがViacomとの契約を更新しないで、MTV等のネットワークの放送を止めたの続きDISH NetworkはTime Warnerの持つTurner Broadcastingとの契約更新に合意せず、CNN、Cartoon Network等の7つのチャンネルの放送を停止した。DISHはTurner Broadcastingの2つの大きなネットワークのTBSとTNTの契約は破棄していないが、この状況のままであれば、11月末にはTBSとTNTもDISHから消える事になる。昨年、1ヶ月の間、Time Warner CableからCBSが消えた様に、コンテンツコストが高騰する事で、契約の更新時にネットワークと多チャネルサービス事業者が争う事が増えている。
多チャネルサービス事業者の一部は、値上げを抑えるためにチャンネルを切り捨てる決定をしている。Cable OneはViacomを切ってから14,000世帯を失っているが、476,000世帯を持つ同社は、想定内のロスだと語っている。
この動向に対抗するためか、コンテンツ事業者はOTTで独自に配信する事に関心を示している。一番乗りをしたのは地上波ネットワークのCBSで、月額$5.99のCBS All Accessをスタートさせた。CBS All AccessはABCのWatch ABCと同様に現在のシーズンの番組、過去の番組をVOD出来るだけでなく、CBS保有局がある地域(14都市)ではライブストリーミングもある。Watch ABCとCBS All Accessの大きな違いはビジネスモデルである。Watch ABCはTV Everywhereで提供されており、視聴するにはABCとのTV Everywhere契約のある多チャンネルサービスに加入している必要がある。これに対して、CBS All Accessは有料サービスである。ライブストリーミングにはNFL等のスポーツ中継は含まれていない。CBS保有局が無い、加盟局の地域でもライブストリーミングを行うために放送局保有会社との交渉を行っている。ライブストリーミングには、CBSが投資をしているSyncbakの技術が使われている。
CBSはまた、OTTでニュース専門チャンネルのCBSNをスタートさせた。CBSNは、CNN同様な24/7のニュースチャンネルだが、多チャネルサービスでは放送されず、OTT専門で配信される。CBS All Accessとは違い、CBSNは広告付きの無料配信だ。CBS Newsのウェブサイト以外、Android、iOS、Roku、Fire TV等のアプリがある。現時点では、世界中へ配信されている。
CBSが持つ有料チャンネルのShowtimeもOTTでの配信を計画しているが、有料チャンネルでは最大手のHBOも来年からストリーミングによる有料サービスを開始する。HBOはHBO Goのアプリでその番組をストリーミングしているが、TV Everywhereであり、視聴するには多チャンネルサービスに加入した上で、HBOに加入する必要がある。来年から始まる有料サービスでは、多チャンネルサービスに加入する事無く、HBOの番組をストリーミングで視聴する事が可能になる。料金は月額$15程度と言われており、月額$9のNetflixよりだいぶ高価である。しかし、有料チャンネルとしてのHBOの料金は$15~$20程度である、それより安くする事は出来ない。
スポーツ専門のESPNもOTTで有料配信を行う予定をしている。ESPNは最近、NBA(National Basketball Association)との契約を更新したが、その契約事項には新たにNBAの試合をOTTサービスとして提供する事が加えられている。MLBはホームチーム以外の試合をOTTで視聴可能な有料サービスのMLB.tvを提供しているが、これと同様にESPNはホームチーム以外のNBA試合を有料配信するサービスの提供を予定している。
