多チャンネルサービス、そして放送自体がOTTに市場を奪われているが、視聴時間の減少はまだ少なく、テレビ広告の収入も僅かなのは55歳以上がテレビを見ているからである。Deloitteの調査ではアメリカのベビーブーマー世代(52歳から70歳)におけるSVODの加入率は37%に達しているが、ミレニアル世代の68%の半分程度でしかない。

Deloitte
| 世代 | 誕生年 | 2018年での年齢 |
| Generation Z | 1997年~ | ~34歳 |
| Millennials | 1981年~1996年 | 20歳~35歳 |
| Generation X | 1965年~1980年 | 36歳~51歳 |
| Baby Boomers | 1946年~1964年 | 52歳~70歳 |
| The Silent Generation | 1928年~1945年 | 71歳~88歳 |
Pew Research Centerの定義
Ampere Analysisが世界16ヶ国で行った調査では18歳から24歳ではSVODの視聴時間は一日平均40分であるのに対して55歳から64歳のSVOD視聴時間は8分でしかない。しかし、これは55歳以上でのSVOD加入率が低いからである。16ヶ国の平均では、SVOD加入者の44%は35歳以下であり、55歳以上は13%でしか無い。SVOD加入者に限定すると55歳から64歳の1日のSVOD視聴時間は1時間20分で、18歳から24歳と大差は無い。アメリカの55歳から64歳のSVOD視聴時間は1時間33分である。55歳以上でもSVODに加入すれば、34歳以下と同じに使っており、55歳以上でのSVOD加入者が増えれば、テレビ視聴時間の減少加速する。
また、ベビーブーマー世代の人口も減っている。アメリカ国勢調査局の統計では2016年の時点でベビーブーマーは7400万人で、ミレニアル世代は7100万であった。Pew Research Centerの予想では移民によりミレニアル世代は2019年には7300万人に増え、2036年には7600万人になる。これに対して、ベビーブーマー世代は2019年に7300万人に減り。2018年には6500万に減り、Generation Xにも追い抜かれる。ベビーブーマーの人口の減少は放送視聴人口の減少でもあり、OTTが放送を抜く時期は遠くない。

Pew Research Centre
