2014年は4K元年

2014年がアメリカでの4K市場元年となる事はほぼ確実になった。ここで、重要なのは4K市場の立ち上がり方は、HDの時とは全く異なる事だ。HDの時は、HD対応の受像機が一般になる以前に放送が始まった。HDテレビ受像機だけでなく、多チャンネルサービスでのHDパッケージも高価であり、市場は裕福な層から徐々に立ち上がった。HDテレビが値下がりし、普及が始まった後でも、多チャンネルにおけるHDサービスは高価で、多くの世帯はしばらくの間、SDのSTBを使い続けていた。

HDと4Kの大きな違いの1つは、コンテンツ配信は放送ではなく、インターネットでのストリーミングでスタートする事である。地上波での4K放送の予定は無く、4大ネットワークの4Kへのコミットもほぼ無い。多チャネル事業者のComcast、それにDirecTVは、4Kサービスを提供する事を発表している。Comcastは2013年のNCTAで4K放送のデモをしており、DirecTVも衛星を使った4K放送を計画している。しかし、どちらも最初の4Kのサービスは「放送」ではなく、インターネットを使ったサービスとして開始する。

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