先月の「NAB 2017」の記事の最後に書いたが、ロサンゼルスのスペイン語局のKBEHは競売後に放送免許を売ろうとしており、それに対する放送事業者の支持が増えている。Hero Lisensco社は競売に参加し、KBEH局の放送地域を返上して$1.47億を得た。KBEHは放送帯域返上後も放送を続ける予定で、同じ地域のKWHYとのチャンネル共有契約がある。HeroはKBEHの放送免許をチャンネル共有の契約と共に$1000万で売ろうとしている。
放送局の売買は珍しいことではないが、それは放送帯域が含まれる売買であった。今回のケースでは、KBEHは放送権利を持っているが、放送帯域は自ら持っていない。FCCは放送帯域を返上させるために、返上後もチャンネル共有で放送を続ける事を認めた。だが、その放送免許を売っても良いのか。認めた場合、放送帯域と放送権を別に売れる事例を作る事になりえ、放送帯域事業と放送事業の分離を進める可能性もある。
