監督家を代表するDirectors Guild of America(DGA)はコンテンツ事業者代表のAlliance of Motion Picture and Television Producers(AMPTP)との3年間の労使契約を締結した。DGAの賃金は契約期間中、毎年5%-4%-3.5%上がり、また、海外での再利用料は76%のアップになり、メージャーな1時間番組の再利用支払いは1エピソード当たり、3年間で9万ドル程度になる。また、契約にはAIは人間ではなく、生成AIをDGAメンバーの代わりに使うことは出来ないと明記される。
ストライキ中の脚本家団体のWGAは、DGAとの合意によりストライキを終了することは無いと宣言している。AMPTPはDGAとの交渉、それに6月7に開始した俳優組合のSAG-AFTRAとの交渉で忙しいとして、WGAとの話し合いは再開していない。DGAの賃金はAMPTPがWGAに示した4%-3%-2%よりも上だが、WGAが求める6%-5%-5%より低い。また、WGAは雇用するスタッフの増加を求めているが、DGAとの契約条件にはスタッフの数は含まれていない。
2007年のWGAのストライキでは、73日目にDGAがAMPTPの条件に同意したことで、WGAが折れ、要求を減らして合意した。WGAは今回もAMPTPは同じ戦略だが、2度目は通用しないとし、ストライキを続行している。
俳優を代表するSAG-AFTRAとAMPTPとの現在の契約は6月30日で切れた。これにより、俳優もストライキに入る可能性があったが、SAG-AFTRAとAMPTPは7月12日まで契約を延長し、交渉を続けることに合意した。
