調査会社のAmpere AnalysisはCOVID-19の影響により、最大で60%の映画とドラマの制作は2021年まで遅れ、10%は制作中止になると予測している。2020年後期にリリースされる番組はは予定より5%から10%少なくなる。これはテレビ放送、OTTビデオの両方に影響を与えるが、放送へのインパクトはより大きい。アメリカの放送シーズンは秋にスタートであり、新番組の遅れは深刻な問題になる。OTTビデオサービスでは、新しくスタートしたサービスほど、オリジナル番組が必要になる。特に過去のコンテンツ遺産が無い、Apple TV+、それにQuibiには問題である。
しかし、COVID-19により映画館が閉鎖されていることが、助けになる可能性もある。公開予定の映画は映画館での封切り前にストリーミングで配信されている。スタジオは制作費の回収をしなければならなく、金を出せば新作映画の配信権を買うことが出来る。Warner Brothersの新作映画の「Clouds」は今月に封切り予定であったが、すぐにストリーミングサービスで配信されることになった。しかし、同じWarnerMediaのHBO Maxではなく、競合のDisney+での独占配信になる。WarnerMediaは5月27日にスタートしたばかりのHBO Maxで配信するより、金になるDisney+を選んだ。また、Columbia Picturesのトム・ハンクス主演の「Greyhound」も映画館での上映ではなく、Apple TV+が配信する。Appleはこの映画の配信権に$7000万を使ったと報じられている。
