ケーブルTVへの加入者の減少が続いている。Comcastはこの第3四半期で189,000世帯、Time Warner Cableは155,000世帯、Cablevisionは24,500世帯を失った。Comcastはこの9ヶ月間で622,000の加入世帯を失っている。これまでもケーブルTVの加入者数は減少をしてきたが、それは主にDBS(それに電話事業者のビデオサービス)への乗り換えが原因で、多チャンネルサービス全体では減少は無かったが、第2四半期では21,600世帯の減少があった。第3四半期にDirecTVは174,000世帯の増加を発表しているが、Dishは29,000世帯を失っており、多チャンネルサービスへの加入者数は第2四半期に続き減少を見せると思われる。
多チャンネル事業者は加入者の減少は不景気が原因で、インターネットで配信されるビデオによるコードカッティングでは無いと説明している。減少してるのは主にケーブルTV事業者の低価格のアナログサービスへの加入者と低価格戦略のDishへの加入者であり、低所得世帯が多チャンネルサービスを止めているようであり、インターネットビデオが直接的に影響をしていないかも知れない。しかし、コードカッティングのその他の徴候もある。映画とオリジナル番組を主に提供している有料チャンネルのHBOへの加入者は昨年の同期から150万の減少をしている。Netflixのストリーミングサービスが提供してるのは主に映画であり、映画が主体のHBO等の有料チャンネルに最も影響を及ぼすと思われている。
HBOの親会社のTime WarnerはHBOの加入者の減少は、Dish Networkが行ったプロモーションにより、無料で加入する事が出来た世帯が、サービス期間が終わった事で、脱会した事が理由で、コードカッティングではないと説明している。しかし、それだけで150万もの会員が止める理由にはならなく、コードカッティングの徴候と思われる。
カナダのネットワーク機器ベンダーのSandvineの発表したデータによると、アメリカのプライムタイム(午後8時から10時)のインターネットトラフィックの20%はNetflixであり、これらの利用者はプライムタイムに多チャンネルTVではなく、Netflixを視聴している事になる。Snadvineによると、Netflixは2位のYouTube(9.85%)、2位のBitTorrent(8.39%)に大きな差を付けている。
