TiVoは新しいブロードバンドサービスを発表し,また,DVRを使った新しい広告サービスも発表した。TiVoの新しいProgram Placementサービスは録画されたTV番組の再生の後,TV画面に広告ビデオを見る,割引クーポンを得る等のオプションを表示する物で,Burger King,General Motors等が参加している。しかし,TiVoの経営状況は良くない。同社は第3四半期の財務報告を発表し,赤字が減っている事をアピールしたが,アナリストは売上げが予想以下であり,また,成長の兆しが無いことを問題視している。
TiVoの第3四半期の新規契約者は10,1000であったが,48,000のチャーンがあり,実質の加入者の増加は53,000でしかない。TiVoの加入者はTiVo直接が160万,DirecTVが280万で,合計440万となっている。第3四半期の売上げは5260万ドルで,予想された5500万ドルを下回っている。
クリスマス商戦で売上げの増が期待されるが,これまでの販売台数は予想以下と言われている。これに対して,TiVoは大幅なリベートを発表した。定価240ドルの80時間バージョンは70ドル,定価350ドルの180時間バージョンは170ドルで販売されるが,これで十分な売上げが確保出来るとは思われない。売上げを伸ばすにはDirecTVに代わる多チャンネル事業者との関係が必要である。TiVoはComcastとCoxと契約があるが,どちらも既存のMotorola STB上で走る様にTiVoのソフトウェアのポートが条件である。ベータソフトは完了し,2007年には提供が開始すると発表されているが,ソフトウェアにはまだバグが多く,本格的な導入が出来るのは2007年末から2008年になってしまうとの噂もある。収入の可能性としてEchoStarに対する訴訟に勝った場合の賠償金があるが,この裁判もすぐにはけりが付かず,上訴裁判になる事が必然で,決着が付くには早くて12ヶ月はかかると思われる。
