Disney、NBCUniversal、WarnerMedia等の大手コンテンツ事業がOTTサービスを始めたことで、利用されているOTTサービスの数は大きく増えている。Ampere Researchによるとアメリカの世帯は平均で4つのSVODに加入している。J.D. Powerの調査でも同様な結果が出ており、4つ以上のサービス利用者は2020年4月の39%から12月には50%に増えた。7つ以上のOTTサービスを利用している人は8%であったのが、13%へと増えている。SVODサービスに使う費用も月$38から$47に増えている。加入しているSVODサービスが増えれば視聴する回数も増えることになる。Leichtman Research Groupによると毎日、OTTビデオを見ている成人は2019年では50%であったのが、2020年では59%になっている。

J.D. Power
しかし、利用するOTTサービスの数が増えることで、各サービスの利用頻度は減ることになる。Reelgoodの調査によると、2020年Q2ではNetflixがSVODストリーム全体に占めている割合は32%であったのが、Q4では22%に減っている。Netflix、Amazon Prime Video、Hulu、Disney+、それにHBO Maxの5つのサービスが占める割合はQ2では86%であったのが、Q4では75%に落ちている。

Reelgood
Q4に視聴が大きくと増えたのはHBO Maxで、Q3の9%から12%に増えている。これは12月25日に公開になった「Wonder Woman 1984」(WW84)のおかげある。Nielsenの統計ではクリスマスの週に視聴されたオンラインビデオのトップはWW84で、合計で23億時間の視聴があり、17億時間のSoul(Disney+)を大きく抜いた。調査会社のKantarによるとQ4のSVODサービスの新規加入の内、HBO Maxが19.2%を占め、トップであった。AT&Tによると、12月末時点でのHBO Maxの加入者数は3Qの860万人から倍増し、1720万人に増えた。
Disney+、HBO Maxの成功はNetflixの加入者にも影響を与え始めている。J.D. Powerの調査では加入者数では3位のHulu以下のサービスへの加入率は増えているのに対し、NetflixとAmazon Prime Videoへの加入者は減少している。

J.D. Power
