LG、Samsung、Dell、Hauppauge等のベンダーは、今年の末までにモバイルDTV(ATSC M/H)のチューナ、あるいはチューナ内蔵の端末を発表する予定であり、先月のFCCによるアナログチューナの免除により、大きな障害を取り除くことが出来た。FCCは、デジタル移行を促進する為に、テレビチューナを持つデバイスは、アナログ、デジタル放送の両方を受信可能とする規制を作った。デジタル移行が完了した現在でも、この規制は残っている。低出力局、それにリピーター局の多くはまだ、アナログで放送しているからである。
この規制は、モバイルDTVにも対応するので、モバイルDTVチューナを付けた携帯電話でも、アナログ放送を受信可能にする必要が出てくる。これは、製品コストを上げるだけでなく、消費電力、アンテナ配置等の設計上の問題をもたらす。FCCは、モバイルDTVだけを対象としたチューナには、アナログ機能は不要との決定をした。
LGは年末までにモバイルDTV対応のポータブルDVDプレーヤを出荷すると発表している。しかし、携帯電話事業者はまだ、モバイルDTVのサポートを発表していないので、対応の携帯電話の発売は不明である。また、Hauppauge社は、UBS経由でモバイルDTVチューナ機能を提供する製品を開発している。同社はすでに、通常のデジタル放送に対応した製品を販売しており、これにモバイルDTV機能を加えた物を11月に出荷の予定。Dellは、モバイルDTV対応のネットブックをワシントンDCでのテストに提供しており、これを製品化した物を年内に発表の予定であった。しかし、サービスの開始の遅れから出荷予定を一時延期しており、2011年春頃の出荷になる予定。
