双方向放送に乗り出すケーブルTV

Comcastは、2010年後半には50以上のネットワークがEnhanced TV Binary Interchange Format(EBIF)をベースにした、インタラクティブTVのサービスを始め、1200万以上の世帯がそれを視聴可能になると発表した。EBIFを使った双方向機能は、Canoeがターゲット可能な双方向広告を提供する為の規格として、普及を進めている。EBIFは広告だけでなく、番組自体に双方向機能を加えることも可能であり、すでにホームショッピングチャンネルのHSNが、HSN By Remoteと呼ばれる、リモコンで注文が出来る放送を始めている。HSN By Remoteは、Comcastが放送し、1200万世帯程度が利用可能になっている。Comcastによると、HSN By Remoteの視聴者の10%程度はリモコン操作でショッピングをしている。

Comcastは、そのデジタル加入世帯の85%に相当する、1900万台以上のMotorola製のSTBをEBIF対応にする作業を完了させている。しかし、ローカルベースで挿入される双方向広告と違い、双方向番組の場合は、ネットワークからの衛星を使った配信路から検討していく必要があり、整備が完了し、放送が可能になるには2010年後半になる。

双方向へのサポートを完全にするには、CiscoのSTBへのEBIFサポートを完了させていく必要もある。CiscoのSTBを主に使っている、Time Warner Cableはそのニューヨーク市のシステムで、900,000台のSTBをEBIF対応にしており、年内には、ほぼ全てのSTBをEBIF対応にする事が可能になると発表してる。Comcastは、ITV技術会社のItaasを使って、EBIFユーザエージェントをSTBに自動的にインストールしているが、CiscoのSTB向けの自動インストールシステムも2010年末から2011年初期には完成する予定だと発表している。

Comcast、TWC、Cox、Cablevision、Charter、Bright Houseが出資をしている、ターゲット可能、双方向広告の仕組みを作ってるCanoe Venturesは第2四半期には、全米ベースでのテストを開始する予定で、スタッフを増やしている。現在の68人の社員から2010年中に130人程度に社員数を増やす予定で、その為に本社を最近に引っ越した。