全チャンネルの暗号化許可

Cablevisionは、FCCに対しそのニューヨーク市のシステムが100%デジタル化された時点で、全てのチャンネルを暗号化する許可を求めている。現在の規則ではケーブルTV事業者は地上波再送信を暗号化する事は禁止されている。Cablevisionは全チャンネルをスクランブルする事で、ケーブルTVの不法視聴を減らすことが出来、また、管理も簡単になり、全体的なコスト削減になると説明している。これを実現するには、地上波再送信のみの世帯でもSTBが必要になるが、Cablevisionはそれら世帯には無料で、STB、あるいはCableCARDを提供すると約束している。

アナログケーブルのサービスにおいては、ベーシックサービスはスクランブル無しで放送されることで、STBが無くても基本チャンネルは視聴する事が出来た。しかし、デジタル環境では異なる。アナログTVを使っている世帯ではデジタルケーブルになれば、STBが必要になる。デジタルTVを持っていても、ケーブルTVでベーシックチャンネルがSTB無しで視聴出来るとは限らない。多くのデジタルTVはQAMチューナを内蔵しているが、義務では無く、QAMチューナ無しのTVもあり、これらはSTBが必要になる。デジタル環境では、地上波再送信以外の局ではスクランブルされている物も多く、他のチャンネルを見たければ、STBは必要になる。

このCablevisionの要求にはニューヨークの公共事業委員会は反対をしていない。Electronic Freedom Foundationは反対をしているが、許可するにはCablevisionが無料でSTBを提供する事を条件にしており、これはすでにCablevisionが承諾している。Public KnowledgeとMedia Access Projectは反対はしないが、この件は免除として認めるのではなく、FCCとしてはっきりとした規則にする事を求めている。