Mobile Content Venture(MCV)のDyle TVに対向するモバイルDTVサービスのMyDTVがシアトルとミネアポリスで開始された。MCVには大手ネットワークと大手地上波放送局会社が参加しているのに対して、MyDTVを提供するMobile500 Allianceは中小の放送局会社で構成されている。MyDTVの放送を行なっているのは、それぞれの地域で1局つづだが、NAB のある4月に本格的なサービスのスタートを行う予定である。
CESでは、Elgato、VOXX等がDyle TVに対応したレシーバ、チューナ等を公開した他、Samsungがチューナ内蔵の携帯電話、Lightrayを公開した。もっとも、話題になった製品はRCAのモバイルDTVチューナ内臓のタブレットであった。RCA Mobile DTVタブレットは、Androidベースで、TelechipのCortex A5プロセッサーを搭載している。価格は$299で、8インチタブレットとしては高めだが、ディスプレイは1024 x 768のIPSスクリーンを採用している。
CESで公開されたモバイルDTVに関連した技術で、最もユニークな物は韓国のElectronics and Telecommunications Research Institute(ETRI)の3D放送の技術である。ETRIの技術では、3Dの片目分の画像は、通常にHDで放送される。放送されているのは、片目の画像であるので、通常のテレビでは、普通のHD放送として見える。他の目の為の画像はモバイルDTVの帯域で送られる。これも片目の画像であるので、通常のモバイルDTVレシーバーでは普通に見える。しかし、通常の放送とモバイルDTVを同時に受信するテレビを使う事で、3D画像を映すことが出来る。モバイルDTVの解像度は419 x 240であるため、テレビ向けの放送側にこれをエンハンスする為のデータを送り、アップコンバートをする必要がある。
