ソーシャルTV市場の再編成

ソーシャルTV分野ではGetGlueはトップブランドの1つであった。しかし、GetGlueを買収したi.TVはGetGlueを廃止し、tvtagとして新しいアプリを発表した。そのGetGlueを買収しかけたViggleはDijit Mediaを買収した。Digitはパーソナライズ可能な番組ガイドのNextGuideを提供しており、ViggleのポイントサービスをNextGuideに統合して行く。

そして、音声を使った番組認識機能をいち早く取り入れていたYahooのIntoNowは、サービスを閉鎖した。Yahooは2011年にIntoNowを買収した。金額は公表されていないが、2000万ドルから3000万ドルと言われている。

ソーシャルTVアプリには幾つかの問題がある。1つは、FacebookとTwitterの存在だ。この2つのサービスを超えることは現実的ではなく、ソーシャルTVは結局はFacebook、あるいはTwitterにリンクする事になる。ソーシャルTVでは、番組に関連した情報も提供出来るが、その多くはWikipedia、IMDB等からのデータである。Facebook、Twitter、Wiki、IMDB等のアプリとの差別化として、ソーシャルTVは自動番組認識の機能を付けた。これより、アプリが自動的に番組を認識出来るが、それほどの需要は無い。音楽ではShazam等がポピュラーだが、それは音楽では耳に入った曲が何であるかを知りたい要望があるからだ。TVでは自分が何を見ているか知らない場合は殆ど無い。あっても、リモコンのボタン操作ですぐに知る事が出来る。

ソーシャルTVアプリのもう1つの機能はコンテンツ・ディスカバリーである。友達が何を見ているかを知ることで、新しい番組の発見につながるとの期待があった。しかしFacebook等を使ったコンテンツ・ディスカバリーは音楽では失敗し、ビデオでも成功の兆候はない。同じ学校に行ったからといって音楽、ビデオの好みが同じではない。結局、利用価値のある機能を提供する事が出来ているソーシャルTVのアプリは登場していない。