ケーブルTVの加入者は減少,DBSの加入者は増える

Comcastが6.5万世帯の加入者を失った事を発表したのに続き,Time Warner Cableは8.3万,Cablevisionは1.6万,Charterは4万の加入者を前四半期に失った事を発表した。これに対して,DirecTV,EchoStarの加入世帯数は上昇した。特にDirecTVは好調で,第3四半期にその加入世帯数を24万も増やし,総加入者数を1656万世帯とした。EchoStarの加入者数の上昇は11万で,総加入者数を1370万に増やした。

ケーブルTVの加入者の減少,DBSの増加の大きな理由にケーブルTV事業者のデジタルサービスへの移行がある。DBS,そしてIPTVとの競合上,ケーブルTV事業者はそのチャンネル数,特にHDチャンネルを増やそうとしている。しかし,帯域には限度があり,デジタルチャンネルを増やすためにはアナログチャンネルを減らす事になる。1つのアナログチャンネルで,3つ,あるいは4つのHDチャンネルを提供出来る。デジタルサービスを充実させる為にアナログチャンネルを減らすことは,アナログサービス加入者の不満となる。ケーブルTV事業者はアナログ加入者にデジタルサービスに切り替えることを進め,デジタルSTBの無料提供,割引等をオファーしている。しかし,アナログ加入者に取って,料金は上る事になる。もし,アナログからデジタルへの切り替えを考慮する場合,DBS等の他のオプションも考慮する事は当然であり,その際,この問題を提供するきっかけとなったなったケーブルTV事業者を切りたくなるのも不思議ではない。