WBDがNBAを失う

NBAの放送権はDisneyとWarner Bros. Discovery(WBD)が持ち、DisneyはESPNとABC、WBDはTurner系のTBSとTNTが放送してきた。この契約は2024/25年のシーズンで切れる。NBAは2025年からの11年のシーズンの契約交渉を行ってきた。新しい契約では、Amazon向けのパッケージが加わり、3つになる。視聴者が多チャンネルからストリーミングに移っていることから、Amazonを配信パートナーに加えることは決定事項である。DisneyとAmazonは新しい契約にすぐに合意したが、WBDは値上げに不満を示した。しかし、WBDが返事を遅らせている隙に、NBCUniversalが残りのパッケージを奪っていた。WBDは既存の契約者として、新たな入札者と同じ条件を提示すれば、権利を得ることが出来る。この条項を使い、最後の段階でAmazonの権利を奪おうとしたが、NBAは同じ入札条件ではないとして、WBDの入札は認めなかった。

NFLに対する判決が覆される

NFL Sunday Ticketのビジネスモデルは独禁法に違反しているとし、$47億の賠償金を下した集団訴訟の陪審員の判決は連邦判事により覆された。グティエレス判事は裁判で証言した専門家の発言の一部は除外されるべきで、その証言がなければ「どのように合理的な陪審員でも損害を判断することは出来

6月のテレビ視聴時間が増える

夏の間はテレビ番組の多くは再放送になるので、視聴時間は減っていた。しかし、ストリーミングの普及で、これは変化している。NielsenのThe Gaugeによると今年の6月の視聴時間は5月から2.1%の増加があった。視聴時間が増えたのはストリーミング・サービスで、6月のテレビ視聴時間に占めるシ

NAB: 放送局所有規制の撤回を求める

放送局所有会社を代表するNABはFCCによる放送局の所有規制の撤回を求める裁判を起こすための準備書面を第八控訴裁に提出した。FCCは4年に1度、ラジオとテレビ局の所有規制を見直す必要があり、2022年度のレビューは続行中だが、昨年末に維持する姿勢を発表をしている。放送局所有会社は、1つの会社