欧州: デジタル化

ポルトガル: ポルトガルの放送規制機関のAnacomは、同国のアナログ停波予定を認可した。アナログ停波は3フェーズに分けて行われ、2012年1月12日にポルトガル本土の海岸地帯にある送信機と中継器のアナログ送信が終了する。第2フェーズは2012年3月22日に行われ、アソーレスとマデイラ島でア

欧州: 多チェンネル市場

エストニア: エストニアのElionのデジタルTVサービスへの加入者は113,400世帯に達した。通信事業者の子会社のElionは、エストニアのデジタル地上波放送を行っている他、同国の第2番目のケーブルTV事業者でもある。エストニアは7月1日にアナログ停波を完了させている。 クロアチア: 通

減少が続くインターネットビデオ視聴

インターネットビデオの視聴が減少し始めた事を2010年5月号で記事にしたが、この動きは一時的な物では無く、その後も続いている。

ComScoreが発表している月間のインターネットビデオのストリーム本数では2009年の332.4億本をピークに減少をしており、2010年4月では303.2億本に減っている。ユニーク視聴者数は1.7億から1.8億の間で、減少はしていないが、増えてもいない。

FCCが放送帯域再編成計画を発表

FCCが放送帯域再編成の方法を提案したレポート、「Spectrum Analysis: Options for Broadcast Spectrum」を6月に発表した。ナショナル・ブロードバンド・プラン(NBP)は、モバイルブロードバンドサービスの為に放送帯域を再編成し、競売する事を提案している。NBPでは2015年までに300 MHzを新たにモバイルブロードバンドで使える様にする事を提案し、その120 MHzは放送帯域の再編成で空ける事になっている。

FCCが今回発表したレポートによると、トップ10放送市場区域(DMA)では現在、放送向けにあてがわれている294 MHz(49チャンネル)の帯域の内、平均で120 MHzを使っている。100万世帯世帯以上のDMA(トップ30)の平均利用帯域数は96 MHzであるが、それ以下のDMA(31位から210位)の平均は36 MHzでしかない。FCCは、DMA 100位から210位の市場では、既存の放送局から帯域の返上をさせること無く、必要な帯域を空けることが出来るとしている。