CES: テレビ受像機の動き

テレビ受像機に関してはCESでは3つの大きな動きが見えた。1つは画面サイズが大きくとなっていることだ。NDPが昨年に行った調査によると、TVを購入した人の44%はより大きな画面を求めてアップグレードをした。TCLによると同社の98インチ以上の製品の2023年の販売台数は前年から6倍も増えている。TCLの最大のモデルは115インチの製品で、98インチの製品はQ6、QM7、QM8の3つのモデルから選択することが出来る。Samsungも4モデルに98インチのサイズがあった。高画質の動きは停滞しており、Bigger the betterに進んでいる。

今年がFASTのピーク

ここ数年間でFASTの利用者が大きくと増えている。利用者が増えるとともにFASTサービスの数、それにFAST向けチャンネルも増えている。しかし、このまま増え続けることはありえなく、淘汰が始まろうとしている。

アメリカではすでに20近くのFASTサービスが提供されている。FASTサービスは①大手メディア系、②地上波会社系、③CTVプラットフォーム系、それに④独立系の3つに分けることが出来る。DisneyもABC.comで無料のリニアチャンネルの提供を開始しているが、現時点では提供されているチャンネルはDisney系に限られているので、リストには含まれていない。

AmazonがBally Sportsに投資

Amazonが$1.15億の投資をし、親会社のSinclairが$4.95億を出資することで、Bally Sportsを運営するDiamond Sportsの再建が出来る可能性が生まれた。Diamond SportsはAmazonとSinclairからの資金で$3.5億の債務を弁済ことが出来

多チャンネルとSVODのコスト比較

多チャンネルと比べ、ストリーミング・サービスの値段は安く、コードカッティングをすることで大きくコストの削減が出来た。しかし、ストリーミングは値上げしており、差は縮まっている。多チャンネルサービスの平均料金は$105であるのに対して、主要7サービス(Netflix、Disney+、Hulu、M

NBCU: One Platformをローンチ

NBCUniversalはリニアとストリーミングの両方に対応する広告プラニングとアクティベーション・プラットフォームのOne Platform Total Audienceのフル・ローンチを行った。NBCUによると、同社の広告顧客の60%はすでにオーディエンス・ベースの広告枠購入を開始してお