RedboxがNCRのキオスク事業を買う

Redboxは、NCRが運営してきたディスクレンタルの自動キオスク事業を購入する。NCRは、Blockbusterとの契約で、Redboxに対抗するレンタルキオスクサービスのBlockbuster Expressを提供し、10,000台のキオスクを設置していた。Redboxは$2500万ドルでNCRからこの事業を買うのに加え、5年間、最大7500万ドルでNCRにキオスクのサービス、新たなキオスクの製造を委託する。このサービスは、Blockbusterのブランドで行われていたが、NCRがキオスクの製造だけでなく、運営も行っていた。破綻したBlockbusterの資産は、Dish Networkが購入したが、同社が購入した資産にはNCRとの契約は含まれていないとの理由から、Blockbuster Expressのブランド名を与える事を拒否していた。

Canoeが座礁

2008年に大手ケーブルTV事業者6社(Comcast、Time Warner Cable、Cox、Charter、Cablevision、Bight House)のジョイントベンチャーとして、ケーブルTV向けの共通な広告プラットフォームを構築する目的で設立されたCanoe Venturesは、そのCEOを含めた120をレイオフし、双方向広告プラットフォーム開発から撤退をした。Canoeは、2500万世帯に対して、双方向広告を配信する事が可能で、ケーブルネットワークのAMC、Bravo、Discovery、E!、History、G4、Styles、それにUSA Networkがその機能に対応をしてた。同社は2010年にサービスを正式に立ち上げ、資料請求機能を持つ広告の提供を行った。しかし、どの広告主が、どの規模で行い、どの様な成果があったかの発表はいっさい無かった。広告主、広告エージェンシーは双方向広告に対して、疑心的であり、Canoeの成果もそれを覆せるものではなかった様だ。

これは、Canoeに取り、3年間で2つ目の失敗になる。最初にCanoeが開発をしていたのは、視聴世帯のデモグラフィーをベースに異なった広告を配信するアドレッサブル機能であった。Canoeは2009年にCommunity Addressable Messagingと呼ばれるサービスを限定的に立ち上げたが、正式なスタートをする事無く、2009年中旬に中止となった。共通な挿入設備の導入を含めた、技術的、それにビジネス的な問題があったと発表された。

Canoeの従業員の残りは30人となり、このスタッフで同社は残る1つのサービス、VOD向けのリアルタイムな広告挿入に注力をする。

DirecTVがWildBlueの販売を中止

DirecTVは、衛星を使ったブロードバンドサービスのWildBlueを再販してきたが、その契約を破棄し、DirecTVのリセラーに対してWildBlueの販売を停止する旨を通知した。WildBlueのサービスは、DSL、ケーブルモデムが使えない地域を対象としたサービスである。WildBlueに代わり、DirecTVは、競合のDish Networkの子会社、EchoStarが買収したHughesNetと契約するとの噂もある。DirecTVはそのブロードバンド戦略として、VerizonのLTEを固定ブロードバンドとして使うテストを行っていた。しかし、VerizonがケーブルTV事業者と手を組むことで、このテストは中止され、長期的なブロードバンドソルーションを再検討しなければならなくなっている。

UverseがTiVoに視聴統計を提供

AT&Tは、TiVoが提供している視聴調査のStopWatchに対して、Uverse加入者の統計を提供する。TiVoはその350,000のDVR利用世帯からリアルタイムの視聴データを収集し、その分析結果を提供している。TiVoの統計はリアルタイムであるが、その利用者は全てDVR利用であり、DVRを使っている人とそうでない人の差を見ることは出来なかった。AT&Tとの協力で、これらのデータの提供も可能になる。AT&Tの380万の加入世帯を持つが、その何%が調査に協力する事に合意しているかは発表されていない。

TWC: PCにもTV番組配信を開始

IPad、そしてiPhoneに対して多チャンネル放送の同時再配信を行っているTime Warner CableはWindows、そしてMac用のアプリケーションを開発し、コンピュータでも番組を視聴可能にした。アプリケーションはMicrosoftのSilverlightを使っている。Time Warner Cableはまた、Android 4.0向けのアプリも開発しており、3月にはリリースの予定。同社は、200以上のチャンネルをIPで同時再配信をしている。放送は家庭内のみで視聴可能。

DirecTV、Comcastの加入者

DirecTVへの加入世帯数は2011年第4四半期で125,000増えた。DirecTVの加入者は増え続けているが、4Qの増加はアナリストが予想していた176,000世帯を下回る物であった。2011年を通しての増加は662,000世帯であった。

これに対して、Comcastの加入者の減少は続いているが、減少率は一時より減っており、4Qの減少は135,000世帯であった。ComcastのケーブルTV事業の売り上げは4.7%増え、$95億ドルになった。

Comcast: XculiberをX-1に変更

Comcastはテスト中の次世代プラットフォームのXculiburをX-1へと名称を変更し、2012年中には数十万世帯を対象に導入開始する。Xculiburは、インタラクティブな、クラウドを使ったインタラクティブガイド、高速のブロードバンドをベースにしたComcastの次世代プラットフォームで、現在ジョージア州のオーガスタ等でテストされている。

また、別のComcast関連のニュースで同社はそのホームセキュリティー、ホームオートメーションサービスのXfinity Homeサービスをフィラデルフィア、ニュージャージ、デラウェアでもスタートした。Xfinity HomeのPreferred Packageは、$199の設置コスト、プラス月額$39.99で提供されている。サービスはすでにヒューストン(テキサス)、ポートランド(オレゴン)、ニューハンプシャーとデンバーでスタートされている。

ComcastはEcoFactor社と協力し、Xfinity Homeサービスの一環としてエネルギー管理を加える。EcoFactorのサービスはクラウドベースで、加入者宅のサーモスタットを監視し、過去のデータ、加入者の好み、実際の天気、家の熱的特性等を加味し、最適な温度調整を行い、空調費を10%から30%低くする事を目的にしている。Comcastはこのサービスを今年中に開始する。

Dishのカムバック

衛星事業者のDishの加入者は2011年第3四半期で22,000世帯増えた。Dishは加入者を失い続けており、1年前の2010年第3四半期には156,000世帯を失っていた。Dishは、Blockbusterを使ったNetflix同様なビデオレンタルとストリーミングのサービスを加入世帯に$10で提供するサービス、マルチルームDVRのHopperを発表する等、第4四半期には積極的な動きを見せた。Dishの2011年全体での加入世帯減少は166,000で、年末時点での加入者は1396万世帯であった。

Dishは、買収したBlockbusterを使ったサービスを積極的に販売している。Dishは、店舗に頼らない、郵便を使ったレンタルとストリーミングのサービスに移行をしているが、まだ1,500程度のBlockbuster店舗も持っている。すでに、200店舗の閉鎖を行っているが、新た500店舗の閉鎖を発表している。

Dishは破綻したDBSD North AmericaとTerreStarの資産を購入したことで得た40 MHzの帯域を使い、4Gネットワークの構築を予定している。ブロードバンドを自らでは持っていない、Dishに取り、これは重要な戦略となる。特に、Blockbusterを使ったストリーミングサービスをその衛星TVと統合していく上で、欠かせない物である。Dishは現在、その許可をFCCに対して求めている。DishのCEOのチャールス・エルガンは、FCCから許可を得られる可能性は80%あると語っている。

Googleの多チャンネルサービス?

カンザスシティーで光ファイバー網の構築を行っているGoogleの子会社、Google Fiberは、多チャンネルサービスを開始する準備を始めている様だ。同社は、FCCに対して、アイオワ州のカウンシルブラフス市に衛星受信アンテナの設置許可を申請している。場所は、既存のGoogleのデータセンターの近くであり、また、カンザスシティーにも比較的に近い(200マイル)事から、放送衛星を受信する設備になると思われる。また、Google Fiberはカンザスシティーがあるミズーリ州とカンザス州に対して、ビデオサービス提供の許可を求めている。Googleはコンテンツ事業者とも交渉中と報道されているが、Googleからはこの件に関しては全く何も発表されていない。

別のGoogle関連のニュースで、GoogleはClearwireから撤退し、その2900万株を4700万ドルで手放す。4年前のGoogleの最初の投資額は5億ドルで、その10分の1以下で株を手放すことになる。Googleが売る株はClearwireのクラスA株の6.5%を占める。

過去最大のストリーミングイベント

過去最大の1.113億人のTV視聴者があった2012年スーパーボウルは、過去最大のストリーミングで提供されたイベントでもあった。2012年スーパーボウルの配信権があり、始めてスーパーボウルのストリーミング配信を行ったNBCによると、ストリーミングでスーパーボウルを視聴した人の数は210万人であった。スーパーボウルはNBCSports.comとNFL.comのサイトで配信された。ストリームされた合計時間は7800分となった。ストリーミングでは、異なるTVアングルをオンデマンド選ぶ等のインタラクティブ性があり、視聴者は平均で、1.84本のオンデマンドコンテンツにアクセスをした。平均視聴時間は、39分であった。

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