AkamaiがCotendoを買収
CDN事業者のAkamaiは、ウェブ・アプリケーション加速の技術を開発しているCotendoを2.68億ドルで買収する。Cotendoは社員100人の企業で、その半数はイスラエルにいる。Cotendoは、モバイルデバイス向けにウェブ・アプリケーションを加速する技術を開発し、注目をされていた。同社は2008年に設立され、Sequoia Capital、Benchmark Capital等の投資会社に加え、Citrix、Juniper、AT&T等の会社からの投資もある。
Motorola MobilityがSetJamを買収
Googleが買収する予定になっているMotorola Mobilityは、SetJam社を買収する。SetJamはコンテンツディスカバリーの会社で、TV番組、映画のデータベースを運営している。同社のサービスはマルチスクリーン環境でのビデオコンテンツのナビゲーションと発見に使われている。
EntropicがTridentのSTB事業を狙う
MoCA(Multimedia over Cable)の通信チップを開発しているEntropic社は、倒産したTridentのSTB向けSoC事業を5500万ドルで買うことをオファーしている。Tridentは、STB向けSoC、DOCSISモデム、メディアプロセッサー等を提供している。同社のSTB SoCはARM Cortex-A9をベースにしている。TridentのSTB事業を得ることで、EntropicはSTBベンダー向けにトータルソルーションを提供する事が可能になる。EntropicのオファーはTrident社が登記されているDelawareの破産裁判所が決定をする。
フランスのTV市場
規制当局のCSAの発表したデータによると、フランスで最も利用者が多いデジタル放送プラットフォームはDTT(デジタル地上波)で62.5%のTV視聴者が使っている。2位は、IPTVで27.5%のシェアがある。3位はDTH(22.7%)で、ケーブルTVは8.5%でしかない。2011年6月30日時点で、97.6%のTV世帯が最低でも1台のデジタルチューナ(DTT、衛星、IPTV、あるいはケーブル)を持ち、72%は2台目のTVもデジタル対応であった。DTH(衛星)を利用している世帯の9.7%は有料サービス(CanalSat等)を使っている。
フランスではコネクテッドTVも増えている、政府の発表では2011年に出荷されたTVの30%はコネクテッドTVであり、2015年にはその率は100%に達する。調査会社のABI Researchによると、フランスの世帯の41%はインターネット接続されたTVを使っている。NPA Councilの予測では、OTT-Vの市場は2015年には、現在の4倍の3億ユーロに達する。
Mediametrie社の発表では、フランスのインターネットビデオの利用者は2800万人で、9月における平均視聴本数は64本で、平均視聴時間は3時間16分であった。もっと利用されているのはGoogle(YouTube含む)で、2320万人が利用している。2位は、Dailymotionで、830万の利用者がいる。
イギリスのTV市場
Ofomのレポートによると、イギリスにおけるTVの2010年の視聴時間は2009年から7.6%増え、1日平均242分であった。2009年の平均視聴時間は211分で、31分増えた。DVRを導入している世帯は2009年の32%から、36%に増えた。DVRの普及はアメリカの41%に続き、多い。
インターネット利用者の27%は毎週、オンラインでTVを見ている。2009年では、24%であった。イギリスで、インターネットを使ったTVの視聴が多いのは、BBC iPlayerが大きく貢献をしている。
民間調査会社のYouGovによると、イギリスの世帯の10%はインターネットに接続するTVをすでに持っている。しかし、コネクテッドTVへの関心度は低く、12ヶ月以内に購入をすると答えたのはたったの4%で、半数以上の52%は絶対に購入をしないと答えている。
国際: 多チャンネル
- ラトビア: Lattelecomがラトビア最大の有料放送事業者になった。同社はDTTとIPTVを合わせ、250,000世帯の加入者を持つ。2位はBaltcom(140,000世帯)で、3位はIzzi(120,000世帯)である。DTH事業者のViasatの加入者数は70,000世帯。2010年中期ではBaltcomが最大であった。
- ロシア: DTH事業者のTricolor TVによるとロシアの有料TV普及率は今年の40%から2016年には73%へと増える。2016年にはDTHのシェアは52%、でケーブルTVとIPTVが残りの48%を分けている。DTH加入世帯は2014年には1740万世帯に達すると同社は予測している。
- フランス: 無料DTHサービスのFransatの利用者は120万を超えた。Fransatは2009年にスタートしたサービスで、フランスの地上波放送を見る事が出来る。サービスは、田舎、山岳部等の地上波が受信しにくい地域で利用されている。フランスには、この他、TNTSatと呼ばれる無料DTHもある。TNTSatには300万の利用者がいる。
- ポーランド: Canal+ GroupとTVN GroupはそれぞれのポーランドでのDHTプラットフォームのCyfra+とnを合併した。新しい会社は、Canal+がその51%、TVNが32%、UPが17%を持ち、加入者数は250万になる。同国最大の衛星TV事業者はPolSatで、350万の加入者を持っている。
国際: インターネットビデオ
- 欧州: 欧州放送連合(European Broadcast Union: EBU)はハイブリッドTV規格のHbbTVを支持する事を発表した。これにより、欧州のハイブリッドTV、コネクテッドTVとして、HbbTVが標準となる。HbbTVは、TV向けにインターネットビデオを提供するだけでなく、放送番組にインターネットのコンテンツを組み合わせることを可能にする。
- オランダ: ZiggoはiPadへのTV番組の再配信アプリケーションをアップグレードし、10チャンネルが視聴可能なった。アプリケーションは無料だが、番組を見るのにはZiggoのブロードバンドサービスへの加入が必要。
- ドイツ: ハイテク産業協会のBitkomによると、ドイツのインターネット利用者は、1日平均、8つのビデオを見、視聴時間は50分になっている。1年までは、1日平均、6本で、34分であった。最もポピュラーなインターネットビデオのサイトはYouTubeで、トラフィックの70%を占めているが、放送事業者のProSiebenSat、RTL等の視聴も増えている。
- ベルギー: 通信事業者のBilliは、Billibox TVと呼ばれるオーバー・ザ・トップの多チャンネルサービスを開始した。Billibox TVでは、地上波で提供されている主要なフランス語チャンネルが視聴出来、VODのサービスもある。サービスは月額4.99ユーロで、利用するには99ユーロのBilliboxを購入する必要がある。Billi TVは、4 Mbps以上あれば、どの事業者のブロードバンドサービスからでも利用出来る。多分、このサービスが世界で最初のOTTで提供される、リニア放送を行う多チャンネルサービスである。
国際: デジタル移行
- ベラルーシ: ベラルーシのデジタル移行に問題が起きている。DTT対応のTVの売り上げが低く、今年の1月から11月までで、2万台しか売れていない。2013年より、デジタルに対応されていないTVの販売が禁止なるが、それから、アナログ停波までは2年しかない。
- ハンガリー: DTTプラットフォームのMinDigは300,000世帯に普及している。有料放送のMinDig Extraへの加入者は44,000世帯に達している。
- イタリア: イタリアのアナログ停波は2012年6月に完了をする。最終的なアナログ停波は6月11日から30日の間にシシリーとカラブリア地域で行われる。
タブレットは有効な映像デバイスか
多チャンネル事業者はTV番組のタブレットへの配信に力を入れている。すでにCablevision、Time Warner Cableが放送番組をタブレット向けに同時再配信をしており、さらにDirecTV、Coxも同様なサービスを開始する事を発表している。
タブレットは、果たして有効な映像デバイスであるか。オンラインビデオの視聴データを分析しているOoyola社の調査では、オンラインビデオの視聴に関してでは、タブレットはコンピュータ、スマートフォンを上回るデバイスである。
EchoStarの計画
EchoStarは中小事業者向けの付加価値サービスを加えた番組配信サービスのAria、さらにはCablevisionと同様なRS-DVRを開発する計画を発表してきたが、先月に開催されたCable-Tecでその計画の全体を明らかにした。その計画を紹介する前に、中小のケーブルTV事業者の問題を説明する。アメリカの中小ケーブルTV事業者の問題は、日本の地域ケーブルTV事業者とほぼ同様である。それは営業地域内でのネットワークを高度化する事が出来ても、それを活用するコンテンツとサービスが無いことだ。チャンネルを増やすには、ネットワークとの契約が必要で、さらにそれを受信する設備が必要になる。VODを提供するのも同様で、コンテンツ事業者との契約、そしてVODのサーバーの導入が必要になる。