Comcast MachineQの新顧客

ComcastのIoT向けインフラストラクチャー事業のMachineQは新たに5つの顧客と契約した。新しいクライアントは: 1)FAIRWATIQはゴルフ場、スタジアム、自治体、大学等のカート、その他のモーター付き機器のリアルタイム監視と管理を行っている。2)H2O Degreeは集合住宅と

CiscoとDisneyが協力

Ciscoは新しいビデオ制作技術と機器開発の為にDisney Studioと協力し、325平方メートルのStudioLABを設置する。StudioLABはバーバンク市のDisneyのスタジオ内に設置され、Ciscoの技術を使い、Disney がコンテンツ制作を行う。Disney Studio

T-MobileとSprintの合併とケーブルTV

T-MobileとSprintの合併はケーブルTV事業者に複数のインパクトを与える。1つは彼らがいかにケーブルTV事業者と付き合うかである。現在、ComcastとCharterはVerizonとのMVNO契約でモバイル通信を提供している。これは、Comcast等が持っていた周波数帯域をVerizonに売った時に得た条件である。SprintはケーブルTV事業者とは仲良く、一時はモバイルサービスを提供するジョイントベンチャーもあったが、この事業は失敗した。しかし、その後もComcastがSprintを買収する等との噂もあり、関係は続いていた。

最近、ComcastとCharterはモバイル通信サービスのバックエンドでの協力を始めたが、その一環として、新たなMVNO契約の交渉を検討しており、その相手はSprintと思われている。SprintはすでにAltice USAとMVNO契約をしている。しかし、Sprintを買収するT-MobileがケーブルTV事業者との関係を望むかは不明である。これまで、ケーブルTVとT-Mobileの接点は少なく、T-Mobileがどの様にケーブルTVと付き合うかは予測出来ない。

放送広告の高度化

Internet Advertising Bureau(IAB)の「Internet Advertising Revenue Report 2017」(http://bit.ly/2rRS9bY)によるとインターネット広告は2017年は21.1%の成長をし、$880億となっている。これに対して、テレビ広告全体(地上波ネットワーク、多チャンネルネットワーク、地上波局、多チャンネルサービス事業者)は$701億で昨年から2.6%の減少であった。2018年は選挙の年であり、選挙広告が増えることでローカルTV広告が増えるはずだが、その成長は1%程度と予測されている。

OTTビデオの視聴が増えることでテレビ放送の視聴時間は減少しており、テレビ広告の売上が減ることは当然である。デジタル・ビデオ広告(OTTビデオのプリ、ミッド、エンド・ロール)の規模はeMarketerによると$132億になっている。デジタル・ビデオの広告はアドレッサブルと言うメリットがある。ケーブルTVでもアドレッサブル広告が行われているがその規模はまだ$12.7億(eMarketer)であり、デジタル・ビデオ広告の10分の1でしかない。

Foxが放送局を購入

21st Century Foxはその映画スタジオ、FX等の多チャンネルネットワーク、それに海外の資産を売ろうとしている。Disneyがその買収に名乗りを上げている他、Comcastも強い関心を示している。ComcastはすでにNBCUniversalを持ち、Foxの資産買収は司法省が承認しない可能性があり、Comcastは取りあえずFoxが持つ欧州の多チャンネルサービス、Skyの買収を試みている。