ソープオペラの復活

昔は大きな視聴率を持っていたソープ・オペラ(昼メロ)だが、視聴者は減少し、ソープオペラはどんどんとテレビから姿を消している。しかし、2011年に姿を消したABCのAll My ChildrenとOne Life to Liveの制作権はProspect Park社が買い、4月からHuluで復活した。反響は良く、Huluのトップ番組の1つになっているが、ソープ・オペラをインターネットに持ってくるのには問題もある。

ソープオペラの特徴はその放送パターンである。ソープ・オペラは週5日間の放送であり、毎日定時に番組を見る事が求められる。この視聴パターンは現代のペースには適していなく、ソープ・オペラ衰退の原因となっている。これに対して、OTT-Vは見たい時に、見たいだけ見る事が出来る。週末に1シーズン分の番組を全部見る事が出来、Binge Watchingと言う言葉が登場した。Bingeとは乱用の意味で、Binge Drinkingは暴飲、深酒である。Netflixは、そのオリジナル番組も1シーズン分(13話)を一度に公開し、Binge Watchingを可能にしている。

One Life to LiveとAll My Childrenのインターネットでの配信も最初は、テレビ放送と同じようなパターンで配信を開始した。それぞれの番組は、月曜から木曜に1話(30分)づつ公開され、そして金曜にその週の総集を配信していた。テレビの様に定時に見る必要は無いが、殆どの視聴者は1日に1話を見るとの想定であった。しかし、実際は違っていた。これら番組の視聴は、ランチタイムと午後5時から7時が多いが、1週間に4話を見る人は非常に少なく、2、3話が主体であった。また、テレビで放送されていた時点では、One Life to LiveとAll My Childrenの両方を見る人が殆どであったが、Huluではどちらか1つしか視聴しない人が多い。

今の生活では、毎日1時間見続ける事は難しい。そこで、週末のBinge Watchingになる訳だが、ソープ・オペラでBingeした場合、両方の番組を1週間分ためると4時間(総集を見なければ)になる。1時間ドラマの1シーズン分を見るより少ないが、これを毎週末続ける必要があり、1週間怠ると次週は8時間になる。いくらソープ・オペラの大ファンでも、これは辛いであろう。普通のドラマは1シーズンで、13話、多くて22話だが、ソープ・オペラは1シーズンで100以上のエピソードがあり、Bingeをしても簡単に見終わるものではない。

この結果を基に、Prospect Parkは、5月末からそれぞれの配信を1週間に2話に減らした。2話であれば、Bingeする事無く、両方を視聴する事も可能である。また、Bingeする気があれば、週末に4時間見れば、1ヶ月分に追いつく事も出来る。