地上波

新たな地上波放送の同時配信サービス

AereoとFilmOnは地上波放送局と再送信契約をせずにインターネットで同時配信行ったが、最高裁で違法と判断された。しかし、無契約で合法に地上波同時配信は出来ると信じている人はおり、新たにSports Fans Coalitionと言う団体が「Locast.org」(LocalとBroad

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2018年の放送局M&Aは$50億

Kagan社によると2018年に地上波放送局買収の規模は$50億で、2016年の$53億より少し低かった。2017年の最大のM&AはSinclairによるTribune買収で、$39億であった。この買収によりSinclairは世帯リーチ率70%以上の放送局会社になるが、まだ買収許可は

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放送局の地元拠点が不要になる

FCCは1940年からある規制を変更し、ラジオとテレビ放送局に対して地元にオフィスを持つ必要性を無くした。FCCはこの規制が必要であったのは地元とのコミュニケーションの為だが、コミュニケーションの手段は電話、あるいはデジタル媒体になっている現在、拠点の必要性はなくなったと説明している。放送局

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放送チャンネルの再編成

FCCは競売した放送チャンネルの周波数帯を通信事業者が利用出来るようにする為のチャンネル再編成(Repack)の為の$10億の支給を開始する。競売されたチャンネルを開放する為に1000近い放送局の周波数が変わる。これを完了させるためにFCCは放送局とその再送信を行う多チャンネルサービス事業者に対して助成金を出す。放送局は費用の62%、多チャンネルサービス事業者は52%を得ることが出来る。この為に計上されている予算は$17.7億だが、これを超すことは確実でFCCの最新の見積では$18.6億になっている。今回、支給されるのは最初の段階で必要な費用分の$10億である。

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アンテナ視聴は増えるか?

アメリカのテレビ放送市場の大きな特徴は多チャンネルサービスが普及しており、地上波も多チャンネルサービスで再送信され、アンテナでの視聴が少ない事である。これには歴史的な背景がある。テレビ放送の開始時、放送局開設の申請が殺到し、放送局認可が一時ストップした。これを埋めたのがケーブルTVで、放送局のない地域に隣接地域からの放送を「輸入」した。放送局が開設された後でも、国土が広いアメリカでは電波が届かない地域も多く、放送の普及にはケーブルTVは不可欠であった。

その後、地上波の再送信だけでなく、HBO、ESPN等のケーブルTV専門のネットワークも誕生し、多チャンネルサービスに加入するテレビ世帯は増加を続け2009年に88%に達し、アンテナでのテレビ視聴者は少数派になる。ここ数年、多チャンネルサービスの加入率は減ってきたが、地上波アンテナ世帯は増えなかった。テレビを見るには多チャンネルサービスが当たり前であり、アンテナでテレビが見られると言う事を知らない人も少なくない。

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ATSC 3.0後の再送信

次世代放送規格のATSC 3.0への移行は自主的に行われる。ATSC 3.0には後方互換性が無いので、移行する局は既存のテレビに対応する為にATSC 1.0での放送も引き続き行う事が義務になる。その為には、移行する局は、ATSC 1.0での放送を続ける局とのチャンネル共有の契約する必要がある。しかし、アメリカではTV世帯の85%は地上波を多チャンネルサービスの再送信で見ているので、ATSC 3.0へ移行した局の再送信をいかに行うかが問題になる。基本的には、3.0での再送信義務は無く、チャンネル共有で放送される1.0が再送信義務になるが、ルール作りはこれからである。

FCCはそのルールの為のコメントの受付を始めた。ATSC 3.0の普及を進めているNAB、CTA等の団体は、規制はATSC 3.0の「ブートストラップ」と呼ばれる基本的なサービス部分だけが対象で、追加機能は規制対象にしない事を求めている。再送信を行うケーブルTV側もそれには合意しているが、ATSC 3.0への移行をした局の再送信を行う上でのさらに細かい要求を提示している。中小規模のケーブルTVの事業者を代表するAmerican Cable Association(ACA)は4つの規則を求めている。

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FilmOnとFox等が和解

FilmOnとAereoは2012年に地上波を無断でインターネットで配信するサービスを始めた。どちらも、加入者の数以上の小型アンテナで構成されるアンテナアレイで放送を受信し、それをIP変換し、有料で配信した。加入者1人に対して1つのアンテナがあるので、共同アンテナで受信した放送の再送信ではな

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SinclairがTribuneを買収

先月号で、FCCが放送局保有の規則を元に戻し、UHFであれば上限が78%になり、大規模な買収が可能になったと書いたが、早速、Sinclair Broadcast GroupがTribune Mediaを$39億で買収すると発表した。Sinclairは173局を持つ大手で、放送局以外に多チャン

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Tablo DVRのニューモデル

カナダのNuvyyo社はTabloと言う地上波放送のDVRを発売しており、そのニューモデルが発表された。新製品は2つのチューナを搭載し、64 GBの内蔵メモリーがあり、最大8 TBのストーレッジをUSBで追加出来る。Tabloの特徴は出力はIPベースで、HDMI等の端子が無いことだ。視聴デバ

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FCC: マストキャリーを明確化

地上波放送の周波数帯域の競売で周波数帯域を返上した後でも他の放送局のチャンネルを共有する事で放送を続ける事も出来ることになっている。また、競売で周波数帯域が減り、使える空きチャンネルが無くなった低出力局(LPTV)もチャンネル共有により放送を続ける事も可能である。しかし、1つのチャンネルを2

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