CoxがiPadへの配信を開始
Time Warner、Cablevisionに続いて、CoxもiPadへのTV番組の再配信を開始した。Cox TV Connectのアプリケーションで35以上のチャンネルが視聴可能になる。このアプリケーションは、ケーブルモデム回線を使い配信されている番組を見るだけの機能で、オンデマンドの番組へのアクセス、あるいはDVRの操作は出来ない。DVRの操作をするには、別のアプリケーションが必要。Coxは同時に5つのiPadで番組を見ることを可能にしている。アプリケーションは無料だが、CoxのケーブルTVサービスへの加入が必要。
DirecTVがTiVoの提供を再開
12月8日からDirecTVは、TiVoベースのDVRの提供を再開した。DirecTVはHD対応のTiVOを$199で販売し、サービスを月額、$12で提供する。DirecTVとTiVoは1999年に契約をした。それまで、TiVoの名前は知られていたが、利用者は少なかった。このDirecTVとの契約で、TiVoは一気に加入者を伸ばすことに成功する。しかし、その5年後にDirecTVはNDSと手を組み、TiVoの販売を2005年で終了した。DirecTVはTiVoの提供を最初にニューヨーク、LA、サンフラン、ワシントン等の大都市で開始し、2012年初期には全米で提供を開始する。市販されているTiVoにはあるNetflix、YouTube等のOTT-Vへのアクセス機能は、DirecTV版からは除かれている。
また、すでにTiVoを提供しているケーブルTV事業者のSuddenlinkは、TiVoによるマルチルームDVRのサービスをスタートさせた。複数のTiVo Premiere DVRの利用者は、それらをネットワークする事で、マルチルームDVRとして使える。Suddenlinkは2010年12月より、TiVoをその加入者に提供している。
別のTiVo関連のニュースで、AT&TはTiVoとのパテント訴訟で和解をした。TiVoは2009年にAT&TのU-Verse TVのDVRが、TiVoのパテントを侵害していると訴えを起こした。AT&Tは、この和解で、TiVoに対して2.15億ドルの支払いをする。
ComScore: インターネットビデオ視聴
2011年11月のインターネットビデオの利用は、10月より若干の減少をし、視聴者数は1.83億人で、合計本数は409億本であった。
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インターネットビデオの視聴 |
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2011年9月 |
2011年10月 |
2011年11月 |
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| ユニーク視聴者数(000) |
181,915 |
184,449 |
183,160 |
| ビデオ本数(000) |
39,813,781 |
42,593,095 |
40,890,925 |
| 平均視聴時間(分) |
1,167.9 |
1,267.7 |
1,229.2 |
ComScore
トップ10サイトの11月の視聴者数は、トップのGoogleを含めて、10月から減少をしているが、例外はHuluとYahoo!でどちらも視聴者数を増やした。Yahoo!の視聴者は10月の4375.6万人から5039.7万人に増え、順位は6位から4位に上がった。Huluの視聴者は2911.1万人から3134.7万人に増え、8位から7位になった。
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インターネットビデオのトップ10サイト(2011年11月) |
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ユニーク視聴者数(000) |
ビデオ本数(000) |
平均時間(分) |
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10月 |
11月 |
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| Google系 |
160,959 |
151,563 |
20,463,820 |
444.5 |
| VEVO |
56,998 |
55,381 |
871,672 |
71.3 |
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59,815 |
50,797 |
268,148 |
19.1 |
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| Yahoo系 |
43,756 |
50,397 |
518,848 |
50.7 |
| Viacom Digital系 |
48,165 |
47,431 |
514,469 |
56.2 |
| Microsoft系 |
49,055 |
44,715 |
588,691 |
43.8 |
| AOL |
43,571 |
43,399 |
468,959 |
52.7 |
| Hulu |
29,221 |
31,347 |
1,048,094 |
199.3 |
| NBC Universal系 |
39,336 |
29,105 |
106,914 |
18.3 |
| Turner Digital系 |
27,979 |
27,816 |
200,696 |
30.1 |
ComScore
Nielsen: Xbox配信の視聴統計を取る
先月、VerizonはXbox 360向けに一部の多チャンネルを配信する事を開始した。Microsoftは、Xbox 360をビデオ配信のプラットフォームとして確立しようとしており、他の事業者とも同様なサービスの交渉をしている。Verizonの発表直後にNielsen、Xbox 360向けの配信もその視聴者統計の対象とする事を発表した。IPadへの配信では、Viacom等がその視聴が視聴者統計に含まれないことを問題、反対をしている。Viacom系のチャンネルはiPad配信には参加していないが、FiOS-on-Xboxサービスでは、9つのViacomチャンネルが提供されている。VerizonはそのFiOSのプロモーションでもMicrosoftと協力しており、2012年1月21日まで同社のトリプルプレーに加入した人に対して、Xbox Live Goldの12ヶ月メンバーシップとゲームのHelo: Combat Evolvedをプレゼントしている。
Netflix: 4Qに20億時間をストリーム
Netflixは第4四半期に20億時間のビデオをストリームした。同社は、45ヶ国でサービスを開始しており、2400万の加入者を持つ。20億時間を2400万で割ると、4Q平均で、1加入者あたり、83時間となる。これを3ヶ月間の日数の92日で割ると、1日平均は54分となる。BTIG Research社は、米国に限定した場合、Netflixの1日平均の視聴時間は64分となり、多チャンネルサービスのネットワーク(ESPN、CNN、FX、MTV等)と比べた場合、15位にランクされると分析している。
Netflixへの加入者だけでなく、視聴時間が増えることで、TVネットワークへの脅威になっている。TV視聴時間は増える物ではなく、Netflixの視聴が増えれば、既存の放送を見る時間が減る。有料チャンネルのHBOは、最もNetflixを警戒している。同社は、そのオリジナル番組をNetflixにストリーミングでは提供させていない。HBOの番組はNetflixはDVD(Blu-ray)では提供をしてきたが、最近、HBOはNetflixへのディスクでの供給も中止する事を発表している。Netflixは、HBOのDVD(Blu-ray)を第3者から得ることは出来るが、調達コストは高くなる。
別のNetflix関連のニュースで、今後の欧州参入を進める拠点をルクセンブルグに置くことを発表した。同社は、カナダ、メキシコ、カリブ、南米でサービスを開始しており、来年初めにはイギリスとアイルランドでサービスを開始する事を発表している。アメリカ国内では、DVDサービスとの切り離しから加入者が減少をしており、このトラブルを解決するまで、海外参入は一時保留にすると発表している。
Hulu Latinoがスタート
Huluは2ヶ月前にスペイン語TVネットワークのUnivisionとしたのに続き、11のスペイン語コンテンツのパートナーと契約をした。Hulu Latinoは、独立したサイトでは無く、Huluの一部で、無料ではUnivision、Galavision、そにれTelefuturaからのコンテンツの一部が提供されている。新たに契約をした11の事業者のコンテンツを視聴するには有料のHulu Plusに加入をする必要がある。アメリカのヒスパニック系人口は5000万人以上であり、Univision等のヒスパニック向けネットワークもある、しかし、TVでは十分なコンテンツが無くで、TV視聴時間は白人より少なく、逆にインターネットビデオの視聴時間は白人より多い。Netflixもスペイン語コンテンツに以前から力を入れており、最近では中南米にも参入をしている。
スーパーボウルのインターネット配信
2012年1月29日のアメリカンフットボールの決勝、スーパーボウルがインターネットで配信される。放送権を持つ、NBCはスーパーボウルを含めたポストシーズンの試合、それにオールスターゲームのプロボウルをNFL.comとNBC.comを使い、インターネット配信する。モバイル向けには、Verizonが専用アプリでスマートフォン向けに配信をする。スーパーボウルは、毎年アメリカ最大の視聴率を得ている番組であり、TV番組のインターネット配信が本格化した証とも言える。しかし、TV番組での視聴があまりにも多く(昨年は1.11億人がTVで視聴)、膨大なインターネット視聴にはならない可能性もある。NBCは、TVで放送される中継をそのままインターネットで流すのではなく、異なるカメラアングル、ハイライト、統計、DVR機能等を提供し、また、広告もTVとは違う物が挿入される。
FilmOnの新たな計画
FilmOnはインターネットで多チャンネル同等のサービスを提供する事でスタートした。同社は、インターネットで配信出来るコンテンツを集め、さらに地上波放送を再配信し、そのサービスを月額$15で、2010年にサービスをスタートさせた。同社は、その事業はケーブルTV事業者と同じであり、地上波放送の再送信権利があると主張したが、当然、NBC、ABC等の地上波ネットワーク等に訴えられ、地上波放送のインターネットでに再送信は中止された。同社は、地上波放送をその加入者に提供する方法として、PC、スマートフォン向けのATSCチューナーの提供を開始した。FilmOnは現在、120程度の「チャンネル」をストリーミングで提供しており、年間会費($150)を払っている加入者には無料で、PC、あるいはスマートホン向けのATSCチューナのFilmOnAirを提供する。FilmOnは、また、$96でFilmOn Airを市販する予定。
MetroPCSがモバイルTVに参加
ATSCデジタル放送規格に基づいたモバイルTV規格のATSC M/H(A/153)をベースにしたモバイルDTVの放送は1年以上前に始まっているが、まだ殆ど知られていない。その理由は、携帯電話事業者がモバイルDTVを登載した電話を提供する事に合意していないからである。AT&T、Verizonは失敗したQualcommのFLO TVに参加しており、モバイル放送には疑心がある。地上波放送局会社が作ったコンソーシャムのMobile Content Ventureは携帯電話事業者との交渉を重ねてきたが、やっとMetroPCSが2012年からモバイルDTVに対応したスマートフォンを提供する事に合意した。MetroPCSは890万の持つ事業者で、ニューヨーク市、アトランタ、ダラス、ラスベガス等19の都市でサービスを提供している。
Rokuの超小型OTT-Vプレーヤ
RokuはOTT-VをTVで見るための超小型のストリーミングメディアプレーヤを発表した。Roku Streaming Stickと呼ばれるこの製品はUSBドライブサイズで、TVのMHL(Mobile High-Definition Link)ポートに接続して使われる。MHLは、電源供給を出来るHDMIポートで、Roku Streaming Stickは、MHLポートから電源を受け、WiFiでインターネットに接続するので、全く配線無しでTVにコネクテッドTV機能を提供する事が出来る。MHLはまだ一般的では無く、この製品の市販は秋頃になるが、それ以前に、TVベンダーへOEMとして供給する。Roku Streaming Stickを使う事で、 TVメーカーは、Rokuあるいは他のコネクテッドTVのプラットフォームをTVに組み込むことなく、MHLポートさえあれば、通常のTVをコネクテッドTVにするオプションを提供出来る。すでに、家電店のBest Buyはその自社ブランドのInsignia TVの為にRoku Streaming Stickを提供する契約を結んでいる。