MicrosoftがB&NのNook部門に投資
Barnes &Nobleはその電子ブック、Nookの部門と大学教材部門をスピンオフし、Microsoftはこの新会社(まだ社名は無い)に3億ドルの投資をした。この新会社の価値は17億ドルとされ、B&Nがその82.4%、Microsoftが17.6%を持つ事になる。電子ブックリーダー市場では、AmazonのKindleが67%のシェアを持ち、B&NのNookのシェアは13%程度である。Forrester Researchによると電子書籍の売り上げは2011年で12.5億ドルで、2015年には28.1億ドルに達する。
Redboxの売り上げは40%アップ
NetflixのDVDレンタルサービス利用者の減少は、Redboxの売り上げを大きくと増やすことに貢献をしている。CoinstarのRedbox部門の第4四半期の売り上げは40%増え、Coinstar社の売り上げは5.68億ドル、収益5370万ドルとなった。RedboxはDVDのレンタルを$1から$1.20と20%値上げをしたが、利用者の不満は内容で、第1四半期のレンタル枚数は前年同期から19.4%アップの1.96億枚であった。Redboxの利用者は月に約3000万人になっている。
主要事業者の加入者数
VerizonのFiOS TVサービスは2012年第3四半期に180,000世帯増え、440万世帯に成った。FiOS TVサービスのARPUは$148に増えている。FiOSインターネットサービスの加入者は500万世帯に達した。FiOSサービスの売り上げは、Verizonのコンシューマ向け有線通信サービスの63%に貢献している。
AT&TのU-Verse TVへの加入者は200,000世帯増え、合計390万世帯となった。U-Verseインターネットへの加入者は718,000世帯増えた。しかし、既存のDSLへの加入者は615,000人減っており、合計のブロードバンド加入者は1653万世帯で、前年同期から0.3%の上昇をしただけであった。
ケーブルTV事業者の加入者は減少を続けている。Time Warner Cableの加入者数は94,000世帯、Comcastは37,000世帯、Cablevisionは49,000世帯の減少をした。
ComcastがTV Everywhereを拡大
ComcastはそのTV EverywhereプラットフォームでESPNのWatch ESPNをサポートする。スポーツネットワークのESPNは、一部の試合はそのインターネットサイトのESPN3で中継しているが、WatchESPNは、ESPN、ESPN2、ESPNU、それにESPN3で中継する殆どの試合をライブで提供する。WatchESPNの利用は多チャンネルサービスへの加入者に限られ、これまでTime Warner Cable、Verizon、それにBright Houseがサポートをしてきた。これに加え、ComcastはDisneyの子供向け番組のDisney Channel、Disney XD、それにDisney Juniorの番組も、Comcastへの加入が必要な、TV Everywhereとして提供をする。
別のComcast関連の話題で、そのCEOのニール・スミットは同社の第1四半期の業績発表で、そのクラウドベースの次世代プラットフォームを第2四半期以内に、大市場で提供開始すると発言した。X1は現在、オーガスタ(アトランタ)でテストされているが、最初に提供する都市はボストンになると、噂されている。
DirecTVがホテルにDVRを設置
衛星TV事業者のDirecTVはホテル向けのビデオサービスを専門としているLodgeNet Interactiveに競合するサービスのDirecTV Residential Experience for Hotelsを提供しており、Hilton等と契約をしているが、新たなサービスをして、DVRと独自チャンネルの挿入を発表した。DirecTVは、ホテルのSTBをDVRとする事で、宿泊客が番組を録画、視聴する事を可能にする。DirecTVはまた、ホテル側が、最大50の独自のチャンネル(DirecTVが配信していないコンテンツ)を提供し、それらをDirecTVが提供するIPGに統合するサービスも発表した。
DiscoveryがMPEG-4へ移行
多チャンネルネットワーク事業者のDiscoveryはそのネットワークのDiscovery、TLC、Animal Planet、Science、それにGreen Planet のHD配信をMPEG-2からMPEG-4に移行する事を開始した。4月9日に同社は、Animal PlanetとScienceチャンネルをMEPG-4で配信を開始した。これチャンネルのMPEG-2での配信は7月1日で終了する。そして、9月には残りの3チャンネルをMEPG-4で配信開始し、MPEG-2での配信は12月31日で終了となる。Discoveryはすでに、Hub、OWN、BBC AmericaはMPEG-4だけで配信しており、2013年から同社のチャンネルは全て、MPEG-4での配信になる。ケーブルTV事業者のSTBは殆どがMPEG-2であるので、ケーブルTV事業者は、ヘッドエンドでトランスコードをする必要がある。Discoveryは、トランスコーダーが必要な事業者に対して、Motorola MobilityのDRS-6401、あるいは6402を提供する。
Comcast: TiVoでVODをサポート
Comcastはそのサンフランシスコ地域と他の幾つかのシステムで、TiVoからComcastのVODへのアクセスを可能にした。TiVoのPremier DVRはCableCARDに対応しているので、Comcastのチャンネルにアクセスする事が出来る。しかし、VODはtru2wayのアプリケーションとして提供されており、TiVoでComcastのVODを見ることは出来なかった。Comcastは既存のVODと平行に、IPバックチャンネルをサポートしているSeaChangeのサーバーを導入し、TiVoからもVODにアクセスする事を可能にした。ComcastはTiVoのソフトウェアをMotorola等のSTBに移植する計画を2005年から進めていたが、2011年5月にこれを破棄した。この契約破棄の際の条件として、ComcastはそのシステムでTiVoを積極的にサポートし、VODへのアクセスも可能にする事を約束した。
WOWがKnologyを買収
中規模のケーブルTV事業者のWideOpenWest(WOW)は、Knologyを15億ドルで買収する。デンバーを本社にするWOWは、ベル電話会社のAmeritechが行っていたケーブルTV事業を購入した事からスタートし、シカゴ、クリーブランド、デトロイト等でケーブルTVとインターネットのサービスを提供している。Knologyもイリノイ、ミシガン、オハイオ、インディアナと、WOWと同様に中西部でサービスを提供し、約27万人の加入者を持っている。WOWがKnologyを買うことで、80万人規模となり、多チャンネル市場では13位の会社となる。
Verizonが全米でHomeFusionを提供
Verizonは固定LTEのブロードバンドサービス、HomeFusionを全米で販売開始した。これまで、VerizonはLTEを他のブロードバンドのオプションが少ない地域に限定していた。HomeFusionを利用するには$200で機器を購入し、月額料金は上限が10GBで$60、20 GBで$90、30 GBで$120となっている(超過は1 GB毎に$10)。HomeFusionの速度は下流で5 ~12 Mbps、上流は2~5 Mbpsとなっている。同社の15 MbpsのFiOSインターネットは月額$55で提供されているので、HomeFusionはかなり割高である。
多チャンネルサービスのネット配信
NimbleTVはインターネットで、地上波再送信を含む、多チャンネルサービスの全チャンネルを視聴出来るサービスを発表した。NimbleTVへの加入者は、どこでも好みの地域の、好みの多チャンネル事業者の放送を見る事が出来る。方法は、Areroと似ており、NimbleTVは加入者が指定した地域の多チャンネル事業者と代理契約をし、その地域にSTBを設置し、その番組をインターネットで配信する。NimbleTVは、Sling様なサービスを提供している訳だが、Slingとは違い、加入者が居住していない地域にSTBを設置する事が出来る。NimbleTVは多チャンネルサービスの料金に加え、月額$20を請求している。
同社は、1つの加入者毎に多チャンネル事業者と契約し、その事業者の影響地域内にSTBを設置し、それを加入者がインターネット経由で操作、視聴をしており、著作権法には触れていないと語っている。同社は、Aereoと同様に ニューヨーク市でテストを開始すると発表している。これが合法化は別とし、家庭からNimbleTVを使う需要は殆ど無いであろう。これを使う事で、別の地域のケーブルTVを見られるが、ローカルニュース以外では番組はほぼ同じであり、価値は無いであろう。屋外で多チャンネル放送にアクセス出来る事が魅力であるが、その為に多チャンネルサービスの料金に加え、$20を払う価値があるか?