CES 2016

CTA(Consumer Technology Association)の発表では2016年のCES(正式には今年からInternational CESに名前が変わっている)への参加者数は17万人以上で、出展会社は3,800社以上であった。1967年の第1回CESの参加者数は17,500人、出展者は100社であったので、参加者数は10倍、出展者数は38倍に増えた事になる。ラスベガス市の人口は62万人なので、CESの期間中は人口が27%増えている。それは当然大きな問題を起こす。昨年のCES参加者は176,676人で、交通を含めて様々な問題があった。CTAは今年の参加者数は同じ規模に限定すると約束をし、その通りに参加者数は増えていない。しかし、昨年の出展者数は3,631社であったので、今年は200社増えた事になるので、ラスベガスに来た人は増えている。新たな出展者殆どはSands会場のベンチャー向けのEureka Parkで、数十社規模から数百社規模に増えた。

今年のCESはトレンドが読みづらいイベンドであった。出展者数が大きくと増え、会場面積も増え、どこにフォーカスするべきかが分かりづらくなった。さらにトレンド作りをするはずの大手ベンダーがリスクヘッジした事で、さらに2016年の家電のメッセージが混乱した。大手ベンダーは大きなトレンドにフォーカスしてそれが外れるリスクを避けた為、何をアピールしたたいのかが伝わりにくくなっていた。

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